竜ヶ崎第一高校は茨城県南地域にある難関公立高校で、1900年に創設されてから100年以上の歴史ある高校です。
2020年に竜ヶ崎第一高校付属中学が併設され、2023年度から募集定員240名のうち40名が付属中学からの内部進学枠となり、外部進学生の定員が200名に減少しました。
竜ヶ崎第一高校では現役生240名のうち約半数が国立大学に進学し、同県の茨城大学、次いで筑波大学、その他埼玉大学や千葉大学への進学実績が多いです。
今回は竜ヶ崎第一高校について、公開されていない合否を分けるボーダーラインを当サイト独自の調査により調べました。また、直近5年分の倍率と募集定員の履歴も掲載します。
読んでほしい方
- 竜ヶ崎第一高校に合格するには内申点をいくら取ればよいか
- 竜ヶ崎第一高校に合格するには入試でどの点数以上を取ればよいか
- 近年の倍率は?
結論
- 内申点は100点以上を目指すこと。
- 学力検査は合計400点以上を取れば安心できる。
- 直近5年の平均倍率は1.17
書いている人
学生時代に塾講師および家庭教師として150名以上の教え子を持たせていただきました。
当時の経験を活かし、役立つ入試情報を皆様にお届けしています。
現在は工学系のエンジニアをしています。
得意のデータ解析を活かし、他のサイトでは見つからない情報を発信することがモットーです。
注意
茨城県公立高校入試のA選抜、B選抜はご存知ですか?
前提知識として用いているので、もし不安な場合は以下の記事を事前に読むことを強くお勧めします。
竜ヶ崎第一高校の合格ボーダーラインはどこ?
早速調査結果を示しましょう。この結果はR6年度の合格者の内申点、学力検査の総合得点について調べたものです。
受験者の点数は公開されていませんが、ベネッセなどの情報提供サイトで受験者の点数を知ることが出来ます。今回は、合格者のおよそ6.4%ほどのデータを集めることが出来ました。
縦軸の内申点は135点満点、横軸の学力検査の総合点は500点満点です。
入試では内申点と学力検査の双方が考慮されます。
内申点の評価方法が不明な方は、先に以下の記事をお読みいただくと、より理解が深まります。
それでは、内申点、学力検査のボーダーラインを推察しましょう。
竜ヶ崎第一高校に合格するための内申点、学力検査の点数は?
目標にしたい点数
- 内申100点(平均評定3.7)かつ、学力試験で400点(平均80点)あれば安心
ギリギリ合格できる点数
- 内申130点(平均評定4.8)前後なら、学力試験で380点(平均76点)でもチャレンジ可能
- 内申90点(平均評定3.3)前後なら、学力試験で420~430点は必要
- 内申80点(平均評定2.9)前後なら、学力試験では450点(平均90点)以上を目指したい
目標にしたいA選抜の点数は?
余裕をもって合格すると、入学後の苦労も少なくなるよ!
A選抜は内申点、学力検査ともに高い点数を取った受験者の合格枠です。目指すのであればこの枠を狙いましょう。
B選抜は年によってボーダーラインが左右されてしまい、安定しません。
2024年度の竜ヶ崎第一高校のA群選抜のボーダーラインは、学習塾の情報などから400点程度と言われています。
内申100点以上、学力試験400点以上がA群のボーダーと考えられるため、この点数域であれば余裕をもって合格することができます。
ギリギリ合格できるB選抜の合格基準は?
内申も模試の結果もギリギリなんやけど、合否の境界ってどんなかんじ?
内申重視枠のボーダーライン
図中の青丸に注目してください。今回採取したデータの最低点数は397点でした。この受験者の内申は114点です。
A群ボーダーと言われている400点を下回っているため、内申重視枠のB群選抜で合格したことが考えられます。
内申重視枠のB群選抜では、学力検査の点数が低いほど内申点が高くなければ合格できません。
合格最低点はこの青丸の点よりも20点程度は下がり、恐らく380点前後が合格最低点だったと考えられます。
従って、内申点130以上など高ければ380点前後でも合格可能だと言えます。
一方で、内申点が90前後などA群ボーダーよりも低かった場合は420点以上を目指さなければ合格は厳しいと言えます。
学力検査重視枠のボーダーライン
内申点がボーダー点の100よりも低い場合は、学力検査重視枠を狙うことになります。
一般的に、内申点が低く試験得点が高いこのあたりのデータは取りづらいので、ボーダーはあくまで参考としてください。
内申がボーダーよりも20点以上低い80点程度の場合は450点またはそれ以上の点数を取ることができればチャンスはあります。
とにかく内申点が不足する分は試験本番で挽回しなければなりませんので、本番で高得点が取れるように学力向上に勤めましょう。
内申点が60点(平均評定2.2)程度の場合は試験本番で満点近くをとらなければ厳しいでしょう。
竜ヶ崎第一高校の近年の倍率
竜ヶ崎第一高校の直近5年の平均倍率は1.17倍です。倍率は全て外部進学のものです。
2023年に外部進学の募集定員が40名減少しましたが、定員変化前後でも1.1~1.2の範囲で安定しています。
5年間で受験者全体の合格率は85.5%で、受験者全体の6~7人に一人は落ちる計算です。
倍率は規則的に上下を繰り返すことが一般的なので、2025年は平均倍率を上回る見通しです。
倍率がどうであれ、基準を満たしていないと合格することが難しいですので、万全の態勢で入試に挑みましょう。
竜ヶ崎第一高校に合格するためのボーダーラインと倍率のまとめ
目標にしたい点数(A選抜)
- 内申100点(平均評定3.7)かつ、学力試験で400点(平均80点)あれば安心
ギリギリ合格できる点数(B選抜)
- 内申130点(平均評定4.8)前後なら、学力検査で380点(平均76点)でもチャレンジ可能
- 内申90点(平均評定3.3)前後なら、学力検査で420~430点は必要
- 内申80点(平均評定3弱)前後なら、学力検査では450点(平均90点)以上を目指したい
- 内申60点(平均評定3弱)前後なら、ほぼ500点満点を目指さないと厳しい
入試倍率の変化
直近5年の平均倍率は1.17、6~7人に1人が不合格になる
これまで紹介してきた通り、ボーダーラインは内申点、学力検査の双方で評価されます。
特に内申点は中1~中3までの総合点数なので短期間で挽回することが難しいです。中1から気を抜かずに成績管理を怠らないことが重要です。
それではみなさんの検討を祈ります。(・ω・)ノシ
コメント