こんにちは!コビーです。
よく見る進学実績って、数字ばかり書いているので分かりづらいですよね。
他校と比較するとき、いちいち数字をメモしていませんか?
この記事では、一目で進学実績がわかるように、グラフ化して直感的にわかりやすく紹介します。
今回紹介する水戸第一高校は茨城県内で最難関クラスの進学校で、東大や京大、早慶などの難関大学に、毎年数多く進学しています。
この記事では2024年度以前の進学実績について、水戸第一高校が公表している過去5年分の資料を参考に、現役生の進学実績を分析しました。
2025年度の進学実績は2025年4月以降に更新します。
志望する高校を選ぶときや、目標とすべき校内順位を確認する際にお役立てください。

こんな人にオススメの記事です!
- 水戸第一高校の進学実績が知りたい方
- 水戸第一高校の校内順位と、合格する大学のレベルが知りたい方
- 水戸第一高校と土浦第一高校の進学実績を比較したい方
それではいきましょう!
水戸第一高校の進学実績
私立よりも国公立の進学率が圧倒的に多い

上の図は過去5年分の資料を参考に、国公立、私立、そして浪人になった現役生の数を統計したグラフです。
国公立への進学率は44%と、私立よりも進学率が20%ほど高いです。
国公立の進学数は私立を上回る
近年は定員数減少の影響を受けて、新卒生の数が年々減少していますが、以降この記事では新卒生数は240名として考えます。
1学年で240人前後ですから、平均すると106人が前後が国公立へ進学しています。
24%にあたる平均58名前後が私立大学へ進学します。
浪人は毎年70名以上発生しており、現役生の浪人率は30%を超えています。
医学部医学科へ、毎年15人ほどが進学する

過去5年分の実績データを箱ひげ図で示しました。
国公立の医学部医学科には平均10人ほど、私立には平均5人ほど、あわせて15人ほどが現役で合格しています。
一番多い進学先は筑波大の医学部医学科です。
医学科に進学する現役生の24%が筑波大に進む
次いで多い進学先は東京医科歯科大学と、福島県立医科大学です。
進学率は、ともに医科の進学数全体の7%です。
筑波大、東京医歯大、福島県立医大の3大学で医学部医学科進学数全体の38%を占めます。
その他は主に秋田大、信州大、国際医療福祉大、獨協医大、日本大学への進学数が多い傾向です。
東大・京大には毎年平均14人ほど進学する

上の図は過去5年分の国公立の合格実績をもとに、大学ごとに合格実績の分散を示したグラフです。
上で紹介している旧帝大、一工、筑横千は受かればほぼ迷わず進学する大学なので、合格実績 ≒ 進学実績と考えています。
東大・京大へ、毎年14名ほどが進学する
筑波大の進学実績は23人で、国公立の中で最も多い
旧帝国大学の枠組みの中では東北大が平均21人ほど、次いで東大が11人ほどと多く、やはり茨城に近い大学への進学傾向が強いです。
国公立大学の合格実績の内訳は次のようになっています。

東大・京大が全体数の9%、旧帝大、一工、築横千が合格実績の丁度半数を占めています。
では私立はどうでしょうか?
早稲田・慶應義塾には毎年平均36件ほど合格実績がある

こちらも5年分の合格実績の分布をグラフ化しました。
私立大学は1人の生徒が複数の大学に合格することが一般的なため、進学実績を推測することができません。
合格実績は次のようになっています。
早稲田・慶應義塾への合格実績は平均36件
早稲田と慶應義塾では早稲田の方が合格実績が高いですね。
理科大への合格実績は平均33件
上智、理科大、国際基督教(ICU)では理科大の実績が最も多く、毎年平均33件です。
明治大学への合格実績は平均40件。
MARCHの中では明治大学が平均40件と最も多い結果となりました。
私立大学の合格実績の内訳を見てみましょう。

合格実績の9%が早稲田・慶應義塾
早慶、上理ICU、MARCHを合わせた合格実績は全体の49%を占めます。
水戸第一高校の校内順位と進学先の大学レベル

校内順位と進学先をグラフで示しました。
より正確な情報をお伝えするため、進学数が不明な私立大学は入れていません。
私立大学が入っていない分、実際よりも少し厳しめの評価になります。
逆に言えば、これから紹介する水準を満たしていれば志望する大学に現役で合格できるでしょう。
学年の上位3%が国公立の医学部医学科へ進学する
1学年240名のうち3%にあたる7人程度が国公立の医学部医学科に現役で合格します。
校内順位が10位以内:医学部医学科に現役合格できるレベル
医科を目指すなら10位以内を目指しましょう。
学年の4%が東大・京大へ、12%が旧帝・一工に進学する
4%にあたる10人前後は東大や京大に現役で合格しています。
もっと成績が良い人が医学部医学科に進学すると考えた場合、東大・京大に現役合格するには校内順位が20位以内は欲しいところです。
校内順位が20位以内:東大・京大に現役で合格できるレベル
東大・京大レベルの大学を目指すなら20位以内を目指しましょう。
旧帝国大学や一工は難度がワンランク下がります。
学年全体の12%にあたる29人前後が進学しますから、校内順位は50位程度でしょうか。
校内順位が50位以内:旧帝・一工に現役で合格できるレベル
50位以内であれば、早稲田や慶応義塾にも現役合格できる順位です。
筑波、横国、千葉は難度がさらにワンランク下がります。
学年全体の7%にあたる17人前後が進学しますから、校内順位は70位程度でしょう。
校内順位が70位以内:筑横千に現役で合格できるレベル
70位以内であれば、上智や理科大、国際基督教にも現役で合格できるレベルです。
水戸一高と土浦一高の比較
水戸第一高校と土浦第一高校は優劣が付けられないほど、双方とも県内で名高い進学校です。
高校によって生徒数が異なりますから、同等に評価するために生徒数100人あたりの実績に換算して比較しました。
各年度の新卒生数は、各高校が公表している資料(学校経営計画表)に基づいています。
国公立の医学部医学科への進学実績は水戸一高が僅かに多い

過去5年分の実績を生徒数100人当たりの数値に換算したグラフです。
僅差ですが、直近5年の進学実績では水戸一高の方が、国公立の医学部医学科への進学実績が高いです。
東大・京大進学実績は土浦一高が僅かに多い

東大・京大、筑横千への進学実績は土浦一高の方が僅かに高い傾向です。
土浦一高はもともと東北地方で東大進学実績が最も多い高校でしたから、昔から東大進学に強いことで知られています。
一方で旧帝国大学や一工への進学実績は、水戸第一高校が僅差で上回る結果となりました。
早稲田・慶應義塾への合格実績は、土浦一高の方が僅かに高い

私立の合格実績も比較しました。
早慶の合格実績も土浦一高が若干リードしていますが、両校とも互角です。
上理ICUへの合格実績は土浦一高が平均して6件ほどリードしています。
MARCHについては水戸一高は安定した合格実績がある一方で、土浦一高では幅がある結果になりました。
水戸第一高校の進学実績まとめ
今回は現役生のみの進学実績についてまとめました。
水戸第一高校は県内最難関高校の一つで、毎年多くの現役生が難関大に進学しています。
入学するためには高いレベルの学力が求められます。
合格点については以下の記事でまとめていますので、是非ご参考ください!