「水戸一高の偏差値ってどのくらい?」
「実力テストの目標点は?」
「倍率や2025年の合格点も知りたい!」
この記事では茨城県立高校の最難関、水戸一高の偏差値、倍率、合格点と内申点の目安をご紹介します。
入試の対策方法まで幅広く解説しますので、志望校の選定などにご参考下さい。
それではいきましょう!
水戸一高の偏差値と倍率
水戸一高の偏差値(模試別)
模試名 | 普通科の偏差値 |
---|---|
茨統(茨城統一テスト協会) | 72 |
オープン模試(茨進) | 70 |
偏差値は模試によって異なりますので、茨城県内で人気の模試2つの偏差値を紹介します。
茨城統一模試(通称「茨統」)は県内で最も受験者が多いため、判定が正確な模試として有名です。1月から11月まで年8回と頻繁に実施しているためほとんどの人は受けたことがあるでしょう。
オープン模試は茨進が主催する模試で、茨統よりも難度が少し低めです。
水戸一高の偏差値は72(茨統)ですから、完璧な基礎力と幅広い応用力を身につけなければなりません。
対策に効果的な勉強法を後ほど紹介します
水戸一高と近隣校の偏差値比較
水戸一高と近隣の高校の偏差値を比較してみましょう。表は全てA判定(合格率80%以上)の偏差値です。
高校名 | 茨統の偏差値 | オープン模試の偏差値 |
---|---|---|
水戸第一 | 72 | 70 |
日立第一 | 69 | 66 |
緑岡 | 66 | 61 |
茨城高専 | 66 | 60 |
水戸第二 | 65 | 60 |
水戸桜ノ牧 | 59 | 54 |
水戸商業(商) | 59 | 53 |
水戸第三(普) | 57 | 52 |
水戸工業(機) | 54 | 51 |
佐和 | 54 | 50 |
那珂 | 54 | 50 |
水戸一高に少し自信が無い子は緑岡高校が第2志望校です。
日立方面に住んでいる子は日立一高か高専ですね。
日立一高や緑岡高校の倍率や合格点は次の記事でまとめていますから、合わせてお読みください。
水戸一高の入試倍率 10年分(共通)

試験実施年 | 倍率 | 定員 |
---|---|---|
2025年 | 1.62 | 161 |
2024年 | 1.65 | 160 |
2023年 | 1.64 | 240 |
2022年 | 1.82 | 240 |
2021年 | 1.52 | 280 |
2020年 | 1.62 | 320 |
2019年 | 1.47 | 320 |
2018年 | 1.58 | 320 |
2017年 | 1.50 | 320 |
2016年 | 1.57 | 320 |
茨城県教育委員会の公式資料に基づいて紹介しています。
附属中学の設立、クラスの増設に伴って定員が減少しています。
2022年に最高倍率1.82をたたき出し、それ以降は1.6倍台で上下しています。
きれいに上下が繰り返されていて、2026年の倍率は微増する見込みです。
2026年は1.65倍前後になる予想です
水戸一高の特色選抜について
水戸一高では2022年度に野球経験者を優遇した特色選抜を開始しました。
しかし倍率が高いことから特色選抜は不公平との声が多く、
2025年入試から廃止されています。
2026年入試でも復活しないので、ご注意ください。
特色はたった3年間だけの実施でした
水戸一高の合格ラインの目安とは?
入試本番の合格点・ボーダーライン
普通科は430点が合格点の目安(2025年入試のA群ボーダー)です
受験者同士が情報を交換している高校受験ナビでは、
2024年のボーダーは460点、2025年では430点であると言われています。
当ブログでも2024年の合不合格者の点数データを収集してボーダーを割り出しており、同様の結論に達しています。
詳しくは次の記事をご参照ください。
ボーダー点数が大きく下がった原因は、2025年の県立高校入試の急激な難化です。
2022~2024年までほぼ同じ平均点を保っていた高校入試ですが、2025年では平均点が27点も下落しました。
2026年入試でも2025年と同様の難易度になることを予想しています。
2025年では英語、国語が主に難化したため、2026年では数学、理科、社会が難化する可能性が高いです。
2026年の予想や、その他詳細は次の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
ここで触れている合格点はA群のボーダーラインです。
B群のボーダーラインは10点ほど下がる予想なので、2025年の合格最低点は420点ほどと想定しています
「そもそもA群、B群って何?」という方は次の記事をお読みください。
実力テストで目指したい点数
「実力テストでも430点以上取っていたら合格するってこと?」
と思うかもしれませんが、ボーダーは試験難度や倍率にも大きく左右されるんです。
430点はあくまで2025年のA群ボーダー予想なので、2026年の点数を保証するものではありません。
それに本番では実力が発揮できないこともよくあります。
それに2026年は倍率が上昇する予想なので、もう少し余裕をもった点数を目標にしたいですね。
模試や実力テストでは最低でも次の点数を目標にしましょう。
大きめに余裕をもつことが大切ですよ
合格に必要な内申点
内申点の目安は120点です
評定に換算したら各教科4.4ですね。
この値は高校受験ナビ、当ブログ独自に調査した2023年、2024年の合不合格者の点数分布から推定しています。
詳細は次の記事をご覧ください。
内申ってどう評価されるの?
そもそも内申点とはなんぞや?
というと、要は通知表の評定です。
内申点は中1から中3までの3年間の評定が加味されるため、定期テスト対策や提出物の出し忘れに気を付けましょう。
厳密に言えば内申点は「調査書」と呼ばれる書類の評価点です。
調査書の内容をもっと具体的に知りたい方は次の記事もあわせてお読みください。
内申が低い場合は入試で高得点を目指しましょう。
内申点が高い場合は当日点がA群のボーダー以下でも合格できますから、対策しておいて損なしですよ!
水戸一高の対策に効果的な学習のコツ4つ
中2のうちに基礎完成を目指す
偏差値72の水戸一高は基礎力を完璧にした上で、高い応用力が求められるレべルです。基礎の習得には時間がかかるので、できれば中2のうちに基礎対策は終えて、中3は応用力強化に時間を割きたいですね。
中2のうちに中3の内容も先取り学習しなければなりませんから、解説が親切な問題集を準備しましょう。
例えば「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは解説が丁寧なので先取り学習の定番です。
中3夏休み終わりまでに応用問題に慣れる
基礎が仕上がれば応用問題に着手します。
沢山の解きなれない問題に挑むことになるので、一周するのにも時間がかかります。中3になって夏休みが終わる5カ月間で応用問題集を3周はしたいですね。
「最高水準問題集」や「特進」は高校入試対策の応用問題集として定番です。
実は最高水準問題集と特進って、難関私立高向けの内容なんですよね。
私立入試では高校で習う範囲も出題されますが、公立高校入試では教科書の中からしか出されません。
難関公立高校に特化した問題集ってあまり無いんです。
最近は難関公立高校に特化した英語・数学・国語の問題集、「偏差値70突破」シリーズが出版されています。
公立高校の対策に特化した応用問題集が新登場しました



中3秋から過去問対策を始める
直前期は過去問対策で、最後まで弱点補強を繰り返しましょう。
茨城県だけでなく他府県の公立高校入試問題も解くことで、幅広い範囲の対策が可能です。
特に英語、理科、国語はどの都道府県でも傾向が似ていますから、対策しない手はありません。
対策には「全国高校入試問題正解」がおすすめです。黄色い本と緑の本が出ていますが、黄色い方を買いましょう。緑色は私立、国立向けの内容です。
年内に「全国高校入試問題正解」を終えて、年が明けたら「茨城県立高校入試」の過去問に着手しましょう。

水戸一高の偏差値と合格ラインまとめ
水戸一高のレベル、偏差値72になるには高い基礎力が求められます。
ここまでで紹介した問題集を全てやりきることで、間違いなく実力は上がり合格が見えてきます。
弱点の発見と克服をひたすら繰り返すことが合格の秘訣です
水戸一高の進学実績に関してはこちらの記事でまとめていますから、あわせてお読みください。