高校入試

【2025年茨城県立高校入試】合格点ランキング|主要18校の入学難度を一挙公開

「志望校には何点とれば良いんだろう」

「内申低いけど大丈夫かな?」

こんな疑問に答えます。

ベネッセが公開している合格者の当日点・内申点の他、高校受験ナビで受験者や在校生が報告している情報を元に県内主要校の合格点や内申点を解説します。

この記事で分かること

  • 茨城県内の主要高校の合格に必要な当日点と内申点
  • 高校入試に向けて効率よく成績UPするコツ

筆者について

こんにちは、コビーです

6年の間、茨城県内で塾講師と家庭教師をしていました。

中高生の進路相談実績があります。

志望校に近づくための指標になる合格点や内申点について、

要点を押さえながら解説します。

茨城県立高校入試 主要18校の合格点ランキング

まずは分かりやすくグラフにしました。

オレンジはB群の内申点重視枠で、水色以降がA群の選抜ゾーンです。

オレンジと水色の境目がA群ボーダーと言われています。

水色以上の点数をとっていれば安心して合格できるラインです。

ギリギリA群で合格できる点数ランキング

「A群って何なん?」って方はA群とB群って何?茨城県公立高校の一般入学試験の合格基準まとめを読んでください。

合格点は公開されないのであくまで予想値ですが、当たらずも遠からずの基準点と思ってください。

高校名偏差値※合格点
水戸第一70430
土浦第一70430
竹園66430
緑岡62400
日立第一64380
竜ヶ崎第一61370
牛久栄進60360
水海道第一59360
下妻第一58350
土浦第二60340
水戸桜ノ牧58330
藤代53330
水戸第二58320
下館第一53320
土浦第三(普通)54310
鉾田第一52310
水戸第三(普通)50300
日立北52280
土浦第三(商業)51250
2025年度入試の合格点の基準

※偏差値は茨進が公開するオープン模試の偏差値です。

もっと詳しい分析を知りたい方は、上の表の高校名をタップしてください

合格点は年によって変わります。

紹介した2025年の合格点が、そのまま2026年にもピッタリ当てはまるわけではございません。

その理由をちょっとお話ししましょう。

合格点はどうやって決まる?

合格点が変わるポイント

試験難度の変化、そして入試倍率によって合格点のボーダーは上下する

2024年から2025年で試験平均点は27点も下落し、大きく難化しました。

詳細は【2025年版】茨城県立高校入試は難化した?|平均点・傾向・対策を解説で詳しく書いていますが、

入試年度によって難度が変わることもあるので、年によって合格点は動きます

そして倍率が高いほど合格点が上がることは想像しやすいでしょう。

僕が調査したところでは倍率が0.1上がるごとに、合格点は5~10点ほど上がる傾向があります

倍率が高いほど合格点の変わり方は大きく、倍率が低いほど変化は小さくなります。

例えば倍率が1.3から1.4に変化すれば、合格点はプラス10点。

倍率が1.1から1.2に変化すれば、合格点はプラス6~7点前後です。

安心するためには合格点ボーダープラス20点を目指しましょう

茨城県立高校入試 合格に必要な内申点

高校別の目標にしたい内申点

高校によっては「内申点なんて関係ないよ」なんて声も聞こえます。

しかしどの高校も選抜基準に内申点が含まれるので、内申点を無視できる高校なんてありません

B群の当日点重視枠の中ですら、内申点が高いほど有利です。

次に紹介するのは、A群ボーダーとなる内申点の基準一覧です。

高校名内申点
水戸第一120
土浦第一120
竹園120
緑岡100
日立第一110
竜ヶ崎第一110
牛久栄進100
水海道第一100
下妻第一100
土浦第二100
水戸桜ノ牧100
藤代80
水戸第二100
下館第二100
土浦第三(普通)90
鉾田第一100
水戸第三(普通)60
日立北80
土浦第三(商業)90
2025年度入試の内申点の基準(A群ボーダー)

よほど難しい学校でない限り、内申点は100もあれば十分です。

平均評定に換算すると3.7ですね。

通知表に「5」が1~2教科、「4」が3~4教科、「3」は多くても4つまで。

「2」が1つでもあると結構キツイですね。

提出物をちゃんと出して定期テストで平均以上にいれば問題なく到達できるレベルです。

中1~3年までの総合評価なので、3年通してしっかり勉強していないと届かないラインでもあります。

調査書を含めた内申点の詳しい出し方は次の記事で書いているので、もっと知りたい方はお読みください。

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B群を目指すときに必要な内申点

B群の内申目安

  • 内申重視:基準プラス10点以上
  • 当日点重視:基準マイナス30点まで
  • 内申の補強に英検準2級は取っておこう

B群には内申重視枠と当日点重視枠の2つがあります。

進学校ほど比率は2:8で当日点重視枠の方が高いので、内申点を甘く見ている受験生が多いんです。

内申重視枠は、上で紹介した基準値プラス20点を目安にしましょう。

その代わり、当日点は基準マイナス10点ほどでも合格することが可能です。

一方で当日点重視枠は内申点がいくら低くても大丈夫、というわけではありません。

当日点重視でも内申は基準マイナス30点までに抑えましょう。

内申点が低くても良い代わりに、当日点は基準プラス20点以上をとらなければなりません。

内申をとるか、当日点をとるか、どちらにせよ内申が高いほど有利です。

B群は内申点以外でも評価されます。

例えば英検準2級の有無で合否が変わることもあるので、特に英語力が証明できる資格は積極的にとりましょう。

茨城県立高校入試 合格点に届くためのコツ5つ

全単元を網羅して苦手分野を無くそう

苦手な教科や単元はありませんか?

基礎力UPには弱点の徹底したサーチ&デストロイが欠かせません。

全単元を復習して苦手単元をあぶり出し、できるようになるまで演習を繰り返すことが一番大事です。

短期間で総復習を終えるように、効率よく進めることを心に留めましょう。

短い時間で繰り返し復習することができるのでうすくて全範囲を網羅できる参考書がおすすめです。

最短で結果を出すための効果的な参考書を次の記事で紹介していますから、合わせてお読みください。

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入試レベルの標準問題に慣れよう

公式の使い方や基礎的な英文法など、初歩レベルの問題は入試では出題されません。

理科では物理分野や地学分野など、分野を跨ぐ広い知識を問う融合問題も出題されています。

教科書レベルの基礎力が養えたなら、標準レベルの問題に着手して入試難度に慣れることが肝心です。

例えば数学では図形問題特化、英語では長文読解特化など、苦手単元に特化した標準レベルの問題をこなしましょう。

網羅性は無いけれども苦手分野に特化して標準レベルの対応力を身につける、少し厚めの問題集を選んで下さい

おすすめの問題集を次の記事で紹介しています。

何から着手して良いかわからない、迷っているなら是非参考にしてください。

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過去問対策を怠らない

過去問対策が必要な理由

  • 出題のレベルに慣れる
  • 時間配分に慣れる
  • 問題文の長さに慣れる
  • 記述問題の出題傾向を把握する

決まった時間のなかで全ての問題に目を通し、解き切るだけの集中力を養うには模試だけでは不十分です。

解くペースが体にしみこむまで繰り返し過去問を演習しないといけません。

他府県の問題を解くことで、類題の出題傾向も分かります。

やるかやらないか、たったこれだけで合否がくつがえるので過去問研究は抜け目なくやりこみましょう。

類題を対策するなら「全国高校入試問題正解」はマジでおすすめです。

本番でも似たような問題が出ることもあるので、時間が無くても苦手分野だけでも対策しておきましょう。

直前期は茨城県の過去問をやりこむのが王道です。

特に2022年以降では、記述問題の形式が大きく変わりました。過去問で最新傾向を知ってください。

個別指導に通っているなら塾用教材もおすすめ

塾に行っているけれどイマイチ成績が上がらないんだよなぁって人は、教材を変えるとうまくいくことがあります。

簡単すぎたり難しすぎたり、自分のレベルにマッチしていないことはありませんか?

教科書ワークの様な、ヒネリが少ない問題を沢山解いても成績は頭打ちになります。

手ごたえがある良い問題を数多く解くこと、つまり問題の質×量のかけ算で成績は上がるんです。

塾用教材は市販のものよりも良問がそろっています

塾には塾用教材が置いているはずなので、ちょっと手に取ってみて下さい。

次の記事に書いている問題集のどれかは必ず置いているはずです。

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先生に頼んで印刷してもらっても良いし、気に入ったら自習用に購入するのもありです。

まずは手に取って試してみて下さい。

近くに通いたい塾が無くて困っているならオンラインも検討しよう

県内には良い塾が沢山あるのですが、塾の選択肢が無い地域もありますよね。

例えば高校入試で豊富な実績がある茨進ゼミナールや思学舎は鉾田にはありません。

一方で水戸は塾の選択肢が豊富ですが、駐車場が無くて送り迎えが大変です。

それに例え通えたとしても、高い月謝代に加えて入会金や教材費、季節講習など出費も痛いですよね。

オンラインなら例えプロ講師でもマンツーマンで安く利用することができます

校舎のテナント代や維持費がかからないので、オンラインは対面型よりも安いんですよ。

対面にこだわらないよ!って人はオンラインも選択肢に含めて下さい。

詳しい特徴やメリット・デメリットは次の記事で解説しているので、気になる方はお読みください。

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茨城県立高校入試 主要18校の合格点ランキングまとめ

茨城県内の主要高校の合格点から対策方法まで幅広くまとめました。

合格点は試験難度や倍率によって上下するので、合格点は上で紹介した基準点プラス20点を目標に頑張りましょう

内申点は軽視されることも多いですが、B群こそ内申点が命取りになります。

定期テスト対策、提出物対策は入念に行い、常に忘れ物が無いように気を付けましょう。

水戸一高や土浦一高など、県内有数の難関校でなければ内申は100点もあれば十分です。

成績を上げるためには次の点に留意してください。

成績を上げるポイント

  • 全ての単元を網羅して苦手分野の基礎力を上げる
  • 入試レベルの問題に慣れる
  • 過去問対策で時間内に解ききる集中力を身につける
  • 個別指導で成績が上がらないなら教材を変えるのもアリ
  • 近くに良い塾が無かったらオンラインも検討する

合格点に届かない子の多くは基礎力に問題があります。

まずは基礎力を徹底的に見直して苦手を克服することが成績UPへの第一歩。

模試で点数が不安定な人は、350点を第一目標にしましょう

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