中3から勉強を始めても手遅れなの?偏差値70を目指すための勉強法

自主学習
お母ちゃん
お母ちゃん

もう中3だというのに、これから勉強を頑張り始めたって偏差値70の高校なんかに受かるのかしら

気がつけば子どもはもう中3、本人も内心焦っているのか最近ようやく勉強机に向かうことが前と比べて多くなった気がする。

とはいっても、今まで勉強してこなかったのに、今から始めても偏差値70の高校なんかに入れるのか。

そんな疑問にお答えします。

コビー
コビー

大丈夫なわけあるかい!正直言って、ほぼ手遅れやで。

でも戦い方次第で希望は見えてくる。自分を信じて諦めずに頑張れ!

こんな人が書いています

コビー
コビー

中3になるまで偏差値は30以下、中3まで全く勉強しなかったのに府内で1番の進学校(偏差値75)を目指した、謎の自信に突き動かされた愚か者。

とても受験には間に合わずに撃沈し、結局偏差値60の高校に進むことになる。

しかしもっと過酷な大学受験を乗り越えた経験から、中3当時の勉強方法に改善点があったことに気づく。この記事は過去の僕と同じような境遇の子、そしてその保護者に向けて受験に打ち勝つための術をお伝えします

この記事を読んでほしい方

  • 中3から勉強を本格的に頑張り始めた、またはその見込みの子をもつ保護者
  • 中1、中2の成績がオール3以下
  • 競争率が高く、偏差値70程度の進学校が第1志望校
  • 受験が初めてでめちゃくちゃ不安
  • 何をどう対策すれば良いか分からない

この記事の結論

  • 受験は甘くない。中3から勉強を頑張り始めて偏差値70を目指すのは、ほぼ手遅れ状態。でも戦い方次第で合格できる希望はあるから諦めるな!
  • とにかく基礎が大事!とことん基礎を詰め込んで、基礎問題を落とさないようにしよう。
  • 基礎力だけではライバルに差がつかないから、応用力をつけよう
  • 過去問を解いて傾向になれよう

中3から勉強しても手遅れなの?

まずは高校受験までの過ごし方を知ろう

まずは学力強化を行う。成績はオール5を目指すこと。

高校受験では内申点と入試当日の獲得点数の両方が加味されます。

両方とも大事ですが、一般的に偏差値が高い学校の場合は試験当日の成績を重視する傾向があり、例え内申点が低くても逆転合格を目指しやすく、挽回するチャンスが残されています。

とはいえ、例えば内申点が他の受験生よりも明らかに低いと不合格になることが考えられますので、内申点を疎かにしてはいけません。

内申点とは成績の評定を指します。提出物や授業への積極的な参加、定期試験の結果などから評価されます。

中3までサボっていたとしても、中1と中2は不問として中3のみの成績で内申点を評価する都道府県もありますので、まずは受験する高校が所属する教育委員会(公立の場合)や私学協会(私立の場合)の内申点の評価方法を確認しましょう。

とにかく、まずは学力を優先して強化した上で、内申点に影響する項目に注意して学校生活を送るように心がけて下さい。特に自習時間を延ばしたいからといって、授業中に他の勉強をすること(内職)はNGです。

勉強を始める時期のタイムリミット

とにかく早く勉強を始めることが肝心。中3以前から準備してきたライバルよりも高得点を取らなければ不合格になる。

偏差値70程度の競争率と知名度の高い進学校を目指すのであれば、中3まで何も準備していなければ絶望的です。しかし絶対に無理という状況ではありません。

中3の4月や5月から本格的に勉強を始めればまだ望みはあります

望みがある、というだけで「大丈夫」なわけではありません。

「やる気」と「覚悟」があればまだ何とかなる希望が僅かに残っているだけで、完全に手遅れになる一歩手前、「ほぼ手遅れ」の状況です。

「覚悟」とは、何としてでも志望校に受かってやる!という意気込みです。

しかし夏休みが終わった頃から勉強に取り組み始めたとなると、その僅かな希望も消えてしまいます

「やる気」と「覚悟」だけでは不十分、その上「秀才」でなければ第一志望校への合格は手遅れです。

第1志望校は諦めることになり、志望校のランクをグッと下げることになるでしょう。

だけど志望校のランクダウンさえすれば、競争率が低い他の進学校に行くこともできます。

もし冬休みになるまでに勉強本格的な勉強を始めることが出来なければ、進学校自体に進むことはできません

そもそも行ける高校はごくわずかです。定員割れしている学校や偏差値の低い人達が行く私立校などに進学することになるでしょう。進学校に進むという夢は断たれ、本格的に手遅れになります

中1やそれ以前から準備して内申点対策を行ってきたライバルが大勢います。そうしたライバルは当然基礎学力が高い上、調査書の評定も高いです。中3から本格的に勉強を始めて第1志望を目指すなら、そんなライバルよりも入学試験で高い点数を取ることが要求されるのです。

受験は生ぬるいものではありません。中3から勉強を始めても手遅れじゃないよ、と気軽に言えるものではありません。しかし「手遅れになりにくい勉強法」はあります。

中3から勉強を始めての手遅れにならないための勉強法

とにかく基礎問題を多く解け!

受験において最も大事なことは、誰でも解ける問題は絶対に落とさないことです

入学試験は基礎問題と応用問題で構成されます。基礎問題は応用問題よりも数が多く、配点の大部分を占めます。ですから、受験対策は基礎問題を落とさないことを意識しなければなりません。

特定の科目、特定の分野で難しい応用問題が解ける人よりも、すべての科目、すべての分野で基礎問題を落とさない人の方が受験では圧倒的に強いです。

では基礎問題とは何かといいますと、それは教科書に載っている内容を指します。教科書を理解することが何より大切なのです。

どんな教科でも共通する勉強方法、いわば王道があります。それは、まずは学校で使っているワークをひたすら周回して基礎力を上げることです。

ワークは学校で配られた基礎問題集で、宿題として出されているはずです。苦手科目の場合は学年を遡って中1、もしくは小学生のワークから周回しましょう。

一度解いただけでは忘れるので、少なくとも3周はしましょう。書き込んでしまっている場合や、どうしても分かりにくい単元がある場合は、新しく基礎問題集を買うことをお勧めします。

一日の勉強時間の目安は5時間以上!

一般的に中3の受験生の勉強時間は平日で1.5~2時間程度とされています。

中3から勉強を始めて競争率が高い進学校を目指す場合、手遅れにならないように進めるには毎日最低限5時間は確保しましょう。平日で5時間、休日では10時間が理想的です。

繰り返し言いますが、受験は決してあまくありません。ライバルに勝つためにはライバルを超える勉強時間を確保しなければならないのです。

毎日5時間以上を勉強に費やすためには、相当の覚悟が無いと続きません。

模試で自分の弱点を見つけ出せ!

自分の弱点を見つけて補強することが、効率的な勉強に不可欠です

やったつもりでも実は理解できていなかった、という部分を残さないことが基礎力アップに欠かせないので、積極的に模試を受けましょう。

模試は都道府県別に行われるものや、全国規模で行われるものがありますが、いずれの場合でも最低でも2カ月に1度は模試を受けることを強くおすすめします。

全国模試では、これまで習った単元すべてが出題範囲です。模試の結果を見て、重点的に復習しなければいけない教科や単元を見つけましょう。

①基礎問題を解きまくって基礎力アップ

➡ ②模試で学力を評価

➡ ③成績が悪い部分を徹底的に復習

このサイクルで効率的に弱点を見つけて補強していくことができます。

中3から勉強を始めて偏差値70を目指すためのマイルストーン

夏休みの終わりまでにやっておきたいこと

コビー
コビー

まずは基礎力をつけることや!基礎力を侮ったら受験には絶対に勝てへん!

夏休みが終わるころまでに、ワークや基礎問題集を全教科最低でも3周しましょう

これで学校の定期テスト対策はバッチリです。学校の定期テストで80点など、平均点プラス20点が取れていれば基礎力がついている証拠です。

ただし提出物をちゃんと出すことや、授業中に内職しないこと、積極的に授業に参加することを意識しないと成績表で5はつきません。

模試も何度か受け、基礎力を徹底的に補強しましょう。

冬休みまでにやっておきたいこと

コビー
コビー

夏休みが終わったあたりから応用問題に取り組むんや!

  • 全教科において高い応用力を養うことは時間的に難しい
  • 3教科に絞って応用力を強化すると効率が良い

ライバルも当然基礎力を増強してきます。

基礎問題は解けて当たり前なので、基礎力アップだけでは不十分です。

ライバルよりも多くの応用問題に対応できなければ、内申点の差は埋まらないことを忘れないでください。基礎も忘れてしまうので、基礎力の補強をしながら応用問題を重点的に取り組みます。

理想的には全教科の応用問題集を冬休みまでに最低3周することですが、現実的にはとても時間が足りません。毎日10時間かけても困難でしょう。

従って、自分が得意とする科目に絞って取り組むことが効率的です。

文系科目「国語・英語・社会」や理系科目「数学・英語・理科」などの最低3教科に特化して応用力を高めましょう。英語はどちらにせよ必須要件です。

ここで、公立でも高校によっては共通試験以外に学校独自の入学試験を行います。全教科出題されない場合もあるので、志望校に合わせて応用力を高める教科を選びましょう。

積極的に模試を受けて基礎力の補強、応用力アップを欠かさないでください。

冬休みから受験直前にかけては過去問を周回する

コビー
コビー

冬休みから受験直前までは過去問対策!

公立高校共通試験の出題傾向が都道府県によって異なることはもちろん、私学など個々の学校が入学試験問題を考案している学校では志望校によって入学試験の傾向があります。

出題傾向に慣れるためにも、過去問を解くことは重要です。ここでも、最低でも全教科5年分の過去問を3周することを心がけて下さい。

中3から勉強して手遅れにならないための方法まとめ

偏差値70の高校を目指すライバルは、内申点も学力も相当高いです。そんなライバルたちに打ち勝つのは容易ではありません。最低でも「やる気」と「覚悟」が求められます

入試問題は主に基礎問題で構成され、基礎問題が配点の大部分を占めます。まずは基礎力を高めて、基礎問題を絶対に落とさないようにします。これは大前提なので、全教科しっかり対策しましょう。教科書とワークを使ってひたすら周回することで、基礎力が高まります。教科書だけでは分かりづらいことも多いので、基礎問題集を購入することもオススメです。

夏休みの終わりまでに、各教科のワークや基礎問題集を最低でも3周することを目標にしましょう。

ただし基礎問題対策だけではライバルたちとの差は埋まりません。応用問題に対応できるように応用力を身につけましょう全教科の応用力を底上げすることは、時間的に難しいです。志望する学校独自の入学試験の科目や得意科目に合わせるなど、最低3教科の応用力を高めましょう。

冬休みまでに応用問題集を少なくとも3周し、冬休みから受験直前にかけては過去問を解いて出題傾向に慣れます

この戦い方を覚悟をもって貫き通すことができれば、偏差値70の高校に受かる希望が見えてきます。諦めないことが何より肝心なので、貫き通してください。

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