オンライン塾を始めたいんだけど、選べる先生が多すぎる。いい先生を選ぶ基準ってなんだろう?
無限に選択肢があっても選ぶときに困っちゃうよね
前来てくれていた家庭教師があまりいい先生じゃなかった。次は失敗したくない。
プロ、学生問わず適当な先生は居るもんや。次は失敗しないために、何かしら判断基準があると助かるよね。今回はそんな話です。
読んでほしい人
- オンライン塾を始めるにあたって、先生の選び方が不安な中学生の保護者
- 家庭教師の先生を選ぶときに失敗したくない中学生の保護者
- 学生が塾講師を務める塾に通うことに不安がある中学生の保護者
先生と子どもの相性はとても大切です。オンライン塾では多くの候補から先生を選べますし、家庭教師でもどんな先生を志望するか希望を出すことが出来ます。でも、どんな先生が良いかって正直よくわかりませんよね。学生の塾講師はプロに比べて経験が浅く、信用できないと思われがちですが、尋常じゃない熱意をもってプロ顔負けの授業を行う先生も少なくありません。
ここでは、先生の選び方が分からない人のために、特に学生でも良い先生を選ぶときの基準となる4項目について紹介します。
この記事の信頼性
ぼくは小中高生の間に14校の塾に通い30名を超える先生の授業を受けてきました。また、大学在学中も6年間にわたり塾講師を経験し、150名以上の生徒を見てきた他、50名以上の塾講師の同僚たちと互いに切磋琢磨してきました。
この経験を活かし、塾の先生の選び方を紹介します!
先生は一度決まってしまうと、基本的に変更の希望を出さない限りは先生が変わることはありません。つまり、担当を決める最初の授業で合うか合わないかを判断できれば無駄なく授業を受け続けることが出来ます。たった60分程度の時間ですが、最初の1回で相性の合う合わないを見極めることが肝心です。
この記事を読むことで、初回の授業で先生の良し悪しを判断するための方法が分かります。
良い先生の選び方4選
この記事で伝えたいことは次の通りです
良い先生の選び方4選
教員になることを目指している先生
- 教育が好きで高い熱意をもった先生は、十分な授業準備を行う。
- 特に教育学部の学生や教員免許過程を履修している先生は、熱意が高いことが多い。
特に教育学部に在籍する学生の塾講師は、将来先生になることを目指しています。他学部に在籍していても、教員免許過程を履修して先生を目指している学生もいます。塾や家庭教師のバイトは、良い先生になるために、良い授業を行えるようになるために先生自身が成長するための格好の場所ですので、特に個別指導塾や家庭教師のバイトをしている教員志望の学生が多いです。
でも所詮はバイトでしょ?と思われるかもしれませんが、特に教員志望の学生はやる気に満ちていますし、尋常ではない熱意があります。
多くの候補から先生を選ぶことが出来る家庭教師やオンライン塾の利用を始めるにあたって、最初に教員志望の学生の先生を選ぶと良いでしょう。
バイトの学生でも尋常じゃない熱意を持った先生は沢山いる!
良い授業を行うためには、十分な授業準備が必要です。十分な授業準備をするためには、結構な時間がかかりますが、その内ほとんどは時給に含まれないんですよ。しかしバイトの学生塾講師の中にも、プライベートの時間を使って授業準備を行う熱心な先生が沢山います。
ぼくの経験談になりますが、ぼくが勤務していた個別指導塾では筑波大学教育学部の学生の塾講師が多く在籍していました。特に塾側から指示はありませんでしたが、彼らは全員自主的に授業までに生徒一人ひとりに合わせた授業ノートを準備していたほか、その子に合った宿題のプリントを作っていました。
どの程度の時間を授業準備に当てているか彼らに聞いたところ、おおむね1人1授業につき1~2時間程度の時間をかけていたそうです。1授業3人なので、1回の授業準備に3~6時間かかります。週3日、1日2回の授業を持つとなると、1週間で6回の授業を行います。つまり彼らは1週間当たり最低でも20時間程度を授業準備に費やしていました。
プライベートの時間を週当たり最低でも20時間削らなければ十分な授業準備ができません。毎回丁寧な授業準備を行うためには、先生が元々教育に高い関心があること、そして高い熱意を持つことが求められます。
仕事の時間以外でも生徒のことを考えている先生
十分な授業準備を行う先生は、仕事の時間以外でも生徒の事を考えているものです。個別指導塾によっては、エリアの先生一同を集めて研修を行う塾があります。エリアによって教室数は異なるでしょうか、ぼくが経験した場合だと、毎回おおむね5教室50名の先生が集まっていました。先生は主に学生で、教育学部以外の学部に在籍する先生や、他大学の先生もいらっしゃいました。
授業準備について出席した先生の意見を聞いたことがあります。勤務時間に含まれる時間(授業日当日1日あたり30分~1時間が授業準備の手当の範囲です)の中でしか授業準備を行っていない先生も居ましたが、しっかりした授業準備を行っている先生に所属学部を伺ったところ、教育学部または他学部でも教員免許過程を履修している先生でした。
良い授業を行うことが出来る良い先生を目指している学生は、特に高いやる気と熱意があることがわかります。
自作の授業ノートや宿題プリントを準備している先生
- 良い先生は十分な授業準備を行う
- これまで作成してきたオリジナルの授業ノートや宿題プリントの質と量が先生の実力
今まで作成してきた授業ノート、そして宿題プリントの質と量がその先生の力量を示していると言っても過言ではありません。塾の先生にとって、それだけオリジナルの資料を作ることは大切なのです。つまり、一切オリジナル資料を作ったことが無い先生は論外です。
良い先生は、例え初回の授業でも手を抜くことなく授業準備をしています。ですから、授業中にオリジナルのノートやプリントが使われないのであれば、その先生は十分な授業準備をしない先生である可能性がありますので注意しましょう。
またオリジナルの資料といえども、どこかの参考書や問題集をコピーして使いまわしているようなものは、手抜きが疑われるため要注意です。
サンプルとして他の授業で使用したプリントや授業ノートを見せてもらえると、先生を評価しやすいので良いですね。もし無い場合でも、普段どのような授業準備を行っているか確認すると良いでしょう。
いつでも生徒の悩みに向き合ってくれる先生
- 生徒思いの良い先生であれば、いつでもどんな悩みでも親身になって聞いてくれるもの。
塾の先生は授業での質問の他にも、進路や学校での悩み関する相談を受けることがよくあります。生徒のことを考えている先生であれば、しっかり保護者や生徒と向き合って、一緒に悩んでくれるはずです。
体験授業など、その先生の最初の授業だと評価が難しいと思われるかもしれませんが、例えば進路相談をもちかけてみましょう。今後の学習計画の提案や、達成目標についてアドバイスしてくれると良い先生と言えます。
逆に具体的な相談は入塾してから、など回答を先延ばしにする先生はあまり生徒のことを考えていないことが考えられます。良い先生であれば、体験授業でも受け持ちの生徒と同じように親身になって相談に乗ってくれるものです。
明るく元気に挨拶してくれる先生
- 良い先生は保護者や生徒からの印象に気を配るもの。
- 明るく元気な挨拶や声掛けは、好印象を得るためにとても大切。
明るく元気に挨拶されると、挨拶された側も元気になれますよね。
良い先生は第一印象を大切にしています。良い印象を持たれるには明るく元気な挨拶が欠かせません。特に初対面では保護者や生徒側も判断材料が乏しいので、第一声が明るく元気な挨拶であれば、第一印象を気にされている良い先生と言えます。
授業の初めや終わりに明るく元気な挨拶をする先生、そして授業中でも小まめに明るく声掛けを行うことで、生徒が授業について来ているか、分からないところを取りこぼしていないか注意を払う先生は生徒思いの良い先生と言えるでしょう。
良い先生の選び方まとめ
今回紹介したのは、初回の授業でも先生を見極めることができるようになるための方法です。この方法を実践することで、相性の悪い先生が担当につくことは無くなります。
良い先生の選び方4選
まずは先生を選ぶ際に、教育学部に在籍しているか将来教員になりたい先生を指定しましょう。
そして初回の授業では挨拶や声掛けなどによる第一印象、そして授業中にオリジナルの授業ノートや宿題プリントを使用していることを確認しましょう。
授業の終わりに進路相談に乗ってもらい、どの程度親身に話しを聞いてくれる先生か評価しましょう。
あなたが「この人は良い先生だ」と思えなければ、続ける意味はありません。相性が合う先生と出会うまで先生を厳選しましょう。あなたが「この先生は信頼できる!」と思える先生と出会えることを祈っています。
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