個別指導塾を選ぶ時の5つの注意点|塾が隠したい秘密を元塾講師が解説

塾選び
お母ちゃん
お母ちゃん

個別指導って色々あるけど、結局どこの塾に通わせたらええんやろ?

コビー
コビー

個別指導塾では同じ系列でも場所によって当たりハズレが有るねん。ぼくが講師として働きながら実際に感じたことを紹介するで。

読んでほしい人

  • 個別指導塾を検討しているが、選び方が分からない方
  • 利用している個別指導塾がハズレの塾かどうか知りたい方

個別指導塾にはメリットが多いことは事実ですが、優良な塾と避けた方がいい塾があります。

今回は個別指導に通いたい方が、どんな条件で塾を選べばよいか解説します。

この記事の信頼性

コビー
コビー

よくCMで流れているM塾やS塾、あなたのお家の近くにもきっとある全国展開型の大手個別指導塾の5教室で6年間の指導経験がある僕が、その中で見てきた同僚の先生、150人以上の生徒を参考にして優良な塾に通うための注意点を紹介します。

個別指導塾を選ぶ時の5つの注意点

この記事で紹介したい内容はこちらです。

個別指導塾を選ぶ時の5つの注意点

  • 個別指導塾を選ぶときの注意点①|個別指導の特徴を知ろう!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点②|人口が多い地域の塾に通うべし!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点③|偏差値が高い中高が近くにある塾を選ぶべし!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点④|偏差値が高い大学が近くにある塾を選ぶべし!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点⑤|安い塾は避けるべし!

個別指導塾を選ぶときの注意点①|個別指導の特徴を知ろう!

個別指導塾の先生ってどんな人が働いているの?

個人指導塾の先生のほとんどは、バイトの大学生です。

大抵の個別指導塾では、1教室に室長と呼ばれる正社員1名、その他は生徒数に応じた10名程度のバイトの大学生が先生をしています。

保護者と面談すること、そして面談に応じて生徒一人ひとりに合った学習計画を立てることは室長が行います。室長が立てた学習計画に沿って、バイトの先生が授業を行います。

専業のプロが教えている個別指導塾はほとんどありません。先生の指導力や責任感には個人差が大きく、中にはプロ並みの実力を備える先生がいる一方で、責任感も指導力も著しく欠如している先生も残念ながらいます

なぜならバイトの採用試験では経歴は不問ですし、指導力を図る試験も行われません。中高で習う分野の学科試験と、面談が採用試験の内容ですから、勉強ができてある程度人並みの対話力さえあれば採用されるのです。採用されたら無研修でいきなり現場に立たされる塾も多いです。

先生の指導力には個人差が大きいことに注意しましょう。

個別指導塾ではどんな風に授業が行われているの?

先生1人が1~3人の生徒を順番に指導します。他の生徒を見ている時でも無駄な空き時間が発生しないように、課題を解かせています。

授業では、先生が複数の生徒に対して順番に指導して回ります。他の生徒を指導している時でも時間が無駄にならないように、課題を解かせるなど工夫しています。

塾によって1回の授業時間や先生と生徒の人数比率が異なります。

例えば明光義塾では先生1人に対して生徒3人、1回の授業は90分ですが、スクールIEでは先生1人に対して生徒1~2人(選択制)です。

先生を占有できる時間が長くなるほど利用料金が上がることに気を付けましょう。

個別指導塾を選ぶときの注意点②|人口が多い地域の塾に通うべし!

人口が少ないとバイトの先生が集まりにくいため、毎回先生が変わることがあります。

人口が多い地域では、バイトの先生が集まりやすいので先生が不足することがありません。逆に人口が少ない地域では、先生が不足するため他の教室から応援という形で先生を補充します。

応援の先生は別の教室に在籍しているので、いわば一時的な助っ人であり固定で担当できる先生ではありません

人口の少ない地域では、生徒が居ても担当の先生がつけることが難しくなったり、担当の先生が毎回変わってしまうことも度々発生します

ベッドタウンや地方など、塾の近くに小中高生の利用者がいたとしても、交通の便が悪い地域や大学から離れている地域ではバイトの大学生が集まりにくいです。特に塾から最寄りの大学まで車や公共交通機関で30分以上かかってしまう場合は、先生にとって利便性が悪い地域と言えるでしょう。

個別指導塾を選ぶときの注意点③|偏差値が高い中高が近くにある塾を選ぶべし!

塾に通う生徒の偏差値によって、うるさい教室と静かな教室に分かれます。

同じ系列の塾でも教室によって生徒の民度が全然異なります。うるさい教室と静かな教室があれば、静かな教室で授業を受けたいですよね。

塾に通う生徒は塾近辺を生活圏にしている人がほとんどです。偏差値が高い学校に通う生徒は授業に集中するため教室が静かになる傾向がある一方で、塾の最寄りの学校の偏差値が低くなるにつれて教室がうるさいくなる傾向があります。

つまり、偏差値の高い学校が近くにある塾を選ぶことで、集中して授業を受けやすくなります

個別指導塾を選ぶときの注意点④|偏差値が高い大学が近くにある塾を選ぶべし!

塾でバイトしている先生は近くの大学に通う大学生です。勉強ができる先生に教えてもらうには、ある程度偏差値が高い大学が塾の近くにあることが理想です。

先生はバイトの大学生です。先生も生活圏内でバイトを探しているので、大学の近くの塾から優先的に応募します

周囲の中でも比較的に偏差値が高い大学の近くにある塾に通えば、その大学に通う先生に教えてもらうことが出来ます

逆に偏差値が低い大学に通う先生は、基礎内容すらまともにできていないこともありえます。人手不足を理由に、採用テストの点数が悪くても講師として起用している塾は沢山あります。特に人口が少ない地方では、講師の確保が難しいため人手不足に陥りがちです。

勉強ができる能力が高いことと教える能力が高いことは等しくはありませんが、せめて国立大学程度の学力は欲しいところですね。

個別指導塾を選ぶときの注意点⑤|安い塾は避けるべし!

安い塾では研修せずに、先生を雇ってすぐに現場に立たせます。研修頻度も低く、授業準備の強制力も弱いので先生の指導力には個人差が大きいです。

先生の研修頻度、授業準備に割く時間の大小も塾によって異なります。高い頻度で研修を行ってほしいですし、十分な授業準備をしてから授業を行ってほしいですよね。研修頻度と授業準備のどちらの要素も先生の指導力に直接かかわるので、とても大切な要素です

ただ、先生の時給が安い塾では研修頻度や授業準備が十分に行われていないことが多いです。

なぜなら、授業準備やビラ配り、研修、その他雑務には基本的に時給が発生しないからです。つまりサービス残業ということですね。先生も人間ですから、サービス残業を強要されると士気が下がります。

高い時給を貰っていれば、これらの仕事も給料の内と思うこともできるでしょう。しかしあまりにも安い給料だと告発された事例もあります。10年ほど前にブラック企業大賞としてノミネートされた学習塾を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

逆に時給が低い場合は告発の危険があるため、授業準備の強制度も弱く研修頻度も低いです。

具体的には週1回の授業で1カ月2万円未満の塾は、先生の時給が安いので先生の指導力には個人差が大きいです。

小学生でも週1回の授業で月2万円以上の塾の場合は、先生の指導力の個人差が少なく、安心して利用することができます。

個別指導塾を選ぶ時の5つの注意点まとめ

今回は、ぼくの塾講師の経験から個別指導塾を選ぶときの基準を紹介しました。以下のポイントに注意して塾を選びましょう。

個別指導塾を選ぶ時の5つの注意点

  • 個別指導塾を選ぶときの注意点①|個別指導の特徴を知ろう!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点②|人口が多い地域の塾に通うべし!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点③|偏差値が高い中高が近くにある塾を選ぶべし!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点④|偏差値が高い大学が近くにある塾を選ぶべし!
  • 個別指導塾を選ぶときの注意点⑤|安い塾は避けるべし!

特に大手の個別指導塾に通う場合は、どこでも企業体質は同じなので、上に挙げた項目に留意してください。

コメント