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【合格者御用達】難関高校対策|市販で買える塾用教材4シリーズを目的別に紹介

難関校の合格者ほど塾用教材をよく使うんですよね。

「難関校の合格者が使った実績がある教材を使って勉強したい」

「中古品は見つかるけど、新品は無いの?」

という要望や疑問を持つ方に向けて、

今回は市販で売られている一部の塾用教材のうち、特に評価が高い教材を厳選して紹介します。

この記事でわかること

  • 塾用教材を使用するメリットとデメリット
  • 市進、早稲アカなど難関校の実績が多い大手塾が使用する塾用教材の比較
  • 塾用教材の購入方法

筆者について

こんにちは、コビーです

6年の間、茨城県内で塾講師と家庭教師をしていました。

実績が高い塾が使用する教材の特徴と購入方法について、

ぼくが指導で使用した経験も踏まえて、

要点を押さえながら解説します。

県立難関高校の合格者が塾用教材を使う4つの理由

塾用教材は原則的に塾を通して購入します。

つまり、塾に選んでもらわなければ教材メーカーは売り上げが伸びません。

教育の現場をよく知る全国の講師や塾長たちが目利きしますから、本当にいいものじゃないと売れないんですよ。

塾教材に興味を持ったアナタ、お目が高いですね!

そんな塾教材を難関校合格者が使う理由を解説します。

効率よく成績を上げるための良問が多い

塾に通うとたくさんの教材を買います。

予習用、授業用、宿題用、家庭学習用など1教科で4~5冊持つことも当たり前なんですよね。

教材メーカーもそれを分かっているので、持ち運びやすいように出来るだけコンパクトに作ります。

不要な記載は極力省き、問題数も必要最小限に留めますが、塾のコースに合ったレベルまで着実に成績アップが図れる設計にしなければなりません。

少ない問題数でも成績が上がるような、質の高い良問のみで構成することが求められるんですよ。

だから良問が多い構成になるんですね

レベル別の構成で成績を上げやすい

メーカーは塾の授業レベルにあわせて教材の水準を調整します。

利用者のレベルと教材の水準が一致しやすいので、

自分に合ったレベル感の問題から徐々に難しい問題に進むのでレベルアップしやすいです。

無理なく段階的にステップアップできるので、早く成績を上げることが可能なんですね。

網羅性が高くて復習しやすい

基礎レベルから応用レベルまで幅広い問題が揃っているのに、

問題数も必要最小限に留めているので多すぎないんですよね。

周回することを前提に作っているので、

短時間で効率よく周回して記憶を定着することが出来るんです。

つまり塾教材は良問ぞろいで、網羅性が高く、かつ短時間で周回可能という欲張りセットなんですよ

更新頻度が高くて古い情報が無い

塾用教材は塾側からフィードバックを得て、頻繁に更新しています。

最新情報を常に取り入れて続けているので、市販教材に見られる古い情報が無いんですよね。

授業で使いにくかった点を修正したり、より生徒が理解しやすい構成に変えることや、

入試の傾向が変わった際もすぐにアップデートします。

塾教材は最新情報、最新傾向で入試対策できるので、安定して高い品質を保っているんですよ。

県立難関高校の入試対策に塾用教材を使うデメリット3つ

ここまで塾用教材の良い面ばかり紹介しましたが、デメリットもあります。

塾無しの子が塾用教材を使うデメリット

  • 本屋では入手できず、塾でしか手に入らないものもある。欲しいと思ってもその日のうちに入手することが難しい
  • 塾の授業を前提として作られているため、単元の導入部や解答が市販教材と比較して簡素。だから分からない問題があった場合、解決が困難になりがち。
  • 先生に聞くことが難しい子には、市販教材の方が合っている

基礎内容であれば教科書に準拠しているので分かりやすいですが、発展内容だと分からない部分の解決が難しいです。

分からない部分があれば、既に利用されている塾や家庭教師、学校の先生を頼って解決しましょう

デメリットを十分理解して使う分には、非常に優れた教材に違いありません。

県立難関高校の合格者が使う市販の塾用教材 4シリーズ紹介

中古品ならメルカリ等でも出回っていますが、バージョンが古かったり破損したものも売られています

オンラインで新品を購入できる教材のうち、評判が高い教材を紹介します。

定期テスト対策なら中学必修テキスト

県立難関高校の合格者が使う市販の塾用教材。中学必修テキスト
引用:Amazon

茨進など全国で多くの塾が採用しており、絶大な人気があります。

塾界隈では「必テキ」とも呼ばれ、教科書に準拠したメイン教材の定番です。

ぶっちゃけ、定期テスト対策なら必テキだけで十分です。

教科書に準拠しているので理解しやすく、基礎から標準レベルまでカバーしています。

教科書ワークを拡張して問題の質と量を増やしたような仕組みで、やりこめば定期テストで学年1桁台も目指せる作りです。

例えば、英語では教科書本文の長文読解問題なども収録されていたり、

国語では文法と読解が分かれているので文章の仕組みが理解しやすいなど。

基礎の基礎から教科書の内容を完全マスターすることに特化しています。

定期テストで順位を上げたい方にダントツでおすすめのシリーズです。

教科書準拠なので、お使いの教科書の出版社と合わせて下さい。

紹介リンクは全て「東京書籍版」です。

中3向け

1冊¥2,310 (税・送料込み)、リンクはAmazonです。

中2向け

1冊¥2,310 (税・送料込み)、リンクはAmazonです。

中1向け

1冊¥2,310 (税・送料込み)、リンクはAmazonです。

県立高校の入試対策ならファイナルステージ

県立難関高校の合格者が使う市販の塾用教材。ファイナルステージ
引用:Amazon

茨進では中学の全範囲を復習する際に使用しています。

竹園高校など難関校を目指すにはちょっと足りませんが、

どんなレベルの高校に進む方にも、全員にオススメしたいシリーズです。

高校入試の基礎力確認の定番で、完璧にやりこめば400点は狙えるレベル

1冊で中学で習う全範囲をカバーできるので、短期間で効率よく復習することができます

間違いやすい単元は中学必修テキストで復習しましょう。

中3の夏休みまでに終わらせるのが理想です

教科金額 (送料・税込み)
英語¥2,370 (リンク)
数学¥2,370 (リンク)
国語¥2,370 (リンク)
社会¥2,370 (リンク)
理科¥2,370 (リンク)
リンクはAmazonです

偏差値65以上、県立中堅高校までレベルアップするならWinPass

県立難関高校の合格者が使う市販の塾用教材。WinPass
引用:Amazon

季節講習で利用する塾が多いですね。

少し難しめの県立高校入試対策の定番

Winpassも、どの塾にも置いてますね。

ファイナルステージかWinpassで迷いますが、難関校志望ならWinpassがおすすめです。

教科書レベルの基礎から、難関校受験者でも解くことが難しいレベルの発展問題まで幅広くカバーし、完璧にやれば偏差値65には到達できます

かなりの問題数があるので、初めて解く場合は1ページ進めるのも結構しんどいです。

レベル別に構成していますが、いきなりWinpassから始めると正直言ってかなり難しいです。

必テキなどで、ある程度基礎が固めてから始めると良いでしょう。

中3の夏休みまでに仕上げるのが理想です

教科金額 (送料・税込み)
英語 中3¥ 2,405 (リンク)
数学 中3¥ 2,405 (リンク)
国語 中3¥ 2,305 (リンク)
社会 全¥ 2,405 (リンク)
理科 全¥ 2,405 (リンク)
リンクはAmazonです

偏差値70以上の難関校対策なら新中学問題集 発展編

県立難関高校の合格者が使う市販の塾用教材。新中学問題集
引用:Amazon

「新中問」と呼ばれ、難関校入試対策の定番です。

完璧にやれば県立入試で450点は超えます

有名どころで例えると、早稲田アカデミー系列が採用していますね。

標準と発展の2つのレベルがありまして、違いは次の通りです。

レベル別の違い

  • 標準:教科書レベルの基礎から標準レベルまでカバー。Winpassと同程度のレベル感。
  • 発展:応用レベルから発展レベルまでカバー。高校の単元も取り入れて、偏差値70以上の難関私立にも対策できる内容。

水戸一高の合格実績1位、水戸アカデミーの最上位コースでは「発展編」が使われています

県立入試では教科書の範囲からしか出題されませんが、私立では高校の範囲も含むんですね。

県立高校対策としては少しオーバースペックですが、難関私立も視野に入れる人にはオススメです。

正直、めちゃくちゃ難しい問題が多いので基礎が出来ていなければ詰みます

必修テキストやWinpassで基礎力と、ある程度の応用力を身に着けた後で着手しましょう

1冊で200ページ以上あるので、1周するのも相当時間がかかります。

できれば中3の夏休みから着手したいですね

教科金額(送料・税込み)
中3 英語 発展編¥3,480 (リンク)
中3 数学 発展編¥3,480 (リンク)
中3 国語 発展編¥3,280 (リンク)
中3 理科 発展編¥3,280 (リンク)
地理Ⅰ 発展編¥2,450 (リンク)
地理Ⅱ 発展編¥2,350 (リンク)
歴史Ⅰ 発展編¥2,380 (リンク)
歴史Ⅱ 発展編¥2,450 (リンク)
リンクはAmazonです

県立難関高校の合格者が使うおすすめの塾用教材まとめ

通塾率が高いこともあり、難関校合格者ほど塾教材以外はほとんど使いません

塾用教材は教育現場の最前線に立つ幾千の講師が納得するレベルの「質の高い教材」が多いです。

今回は目的別に4シリーズの塾教材を紹介しましたので、下にまとめます。

おすすめ塾教材まとめ

シリーズ名用途1冊あたりの金額
必修テキスト定期テスト対策¥ 2,310
ファイナルステージ基本の高校入試対策¥ 2,370
WinPass偏差値65程度を目指す中堅入試対策¥ 2,405
新中学問題集 発展編偏差値70以上を目指す難関入試対策¥ 2,350 ~ ¥2,480

理想的な使い方は次の通りです

  • 中1~中3までの定期テスト対策、普段勉強は必修テキストで十分
  • 中2終盤や、中3始まったらすぐにファイナルステージ、またはWinnPassで全範囲見直し
  • 夏休みから新中学問題集の発展編で応用力を強化

あとは頑張るだけですよ!

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