勉強しなきゃいけないけどやる気が出ない。
悶々とした気持ちでダラダラ過ごしているうちに毎日が過ぎ、テスト直前になってようやく重い腰を上げる。
僕が中学生のころはそんな感じでした。同じように過ごされている小中高生も多いと思います。
何かに追われるのは正直疲れますよね。かといって立ち向かうのも気が引けてしまう。だけど一度立ち向かってみれば案外大したことないものなんです。
やる気が出ない理由と、やる気を出すコツを紹介します。
勉強のやる気が出ない理由3点
部屋が散らかっている
物が散乱していると気が散って集中できません。また、机の上が物であふれかえっていてそもそも教科書を開くスペースが無いなんてこともあります。
勉強ができない子の机は散らかっているとはよく言われています。
僕が一切勉強をせずにひたすら勉強から逃げ回っていた時期を思い出すと、机の上はいつも山のようにプリントや何かが散乱していました。今でも覚えているのは、ある日勉強机のプリントをかき分けていたら数日前の晩御飯で食べ残したエビフライが出てきたことです。確か二匹、プリントの間に挟まっていました。プリントの山は長い時間をかけて積み重なったものだったので、中から色々と亡くしたと思っていたものや、よくわからないものが発掘されたものです。僕はもっと他に積み重ねるものがあったのに、ゴミを積み重ねていたんですね。
とにかく、整理整頓は勉強環境を整備するという点で一番重要といっても過言ではありません。まずは整頓してください。そのほかの環境要素については別の記事でまとめていますので、以下を参考にしてください。
目標が無い
いくつかの記事で強調していますが、目標を立てるということは勉強する点で一番重要です。勉強だけではありません。人生の様々な場面で目標を立てることは重要なので、もし明確な目標がなければこの際にたててみましょう。
目標はやる気に直結します。もし目標を立てるのが難しかったり、立てることに慣れていない場合は、できるだけ直近に達成できて達成難易度が低いものにしましょう。例えば「今日は5分以上得意科目の勉強をする」というのが良いでしょう。
勉強する方法が分からないときに確認する項目3点
勉強する方法がわからない場合、何をどうしたらいいかわかりませんよね。また、過去に勉強しても結果が出なかったことがトラウマになっている場合もあります。
やることは簡単です。以下の三通りで、自分のケースに当てはめてみましょう。
①学校の勉強について行けていない
分かる範囲まで戻りましょう。中高生の場合、もし基礎力が致命的についていないのであれば小学生の内容まで遡りましょう。これは何ら恥ずかしい事ではありません。僕も中3の時に小5~小6の数学や理科を勉強していました。最初はプライドが許しませんでしたが、やって気づいたことは勉強にプライドは邪魔だということでした。ですので、分かる範囲まで戻って基礎を作ることから始めましょう。
②学校の勉強には余裕でついて行けている
基礎を見直しましょう。発展した内容も結構ですが、基礎作りを侮ってはいけません。まずは教科書や学校や塾で出された問題集などで基礎を復習しましょう。この段階をクリアする条件は、どの問題でも良いので適当にパラパラっとページをめくってみて、載っている問題を見て5秒以内に解けること、もしくは解き方が分かることです。長文読解や文章問題など文を読むこと自体に時間がかかる問題は、読んだ文がすぐに理解できること、読み終わってすぐに答えまでの道しるべがわかることです。ここまで済んでようやく強固な基礎ができていると言えます。もしひっかかる問題があるようならば、どこで引っかかるか把握して基礎力を向上させましょう。
③基礎作りは余裕で終わっている
この場合は基本的な勉強方法は分かっているでしょうから、この項目はスキップして下さい。発展問題をいくつも解いてぐんぐん学力を伸ばしましょう。
勉強のやる気を出すコツ2点
目標をたてる
やる気が出ない理由にも書きましたが、一番大事なことですのでここでも協調します。目標は勉強するモチベーションの原動力です。だからもし目標を立てていないなら今すぐ立ててください。これが無いと始まりません。ガソリンの無い車を動かそうとしているようなものです。目標無しにやる気なんか出るわけがないです。
次のテストまでにもし少しの余裕があるなら、「次のテストで苦手科目で平均点以上を取る」というような、ちょっと遠くの目標を立てることをお勧めします。もし次のテストまで間もない場合は、前述した「今日、得意科目を5分以上勉強する」というような出来るだけ達成が簡単な目標を設定してみましょう。逆に、難しすぎる目標は設定しないでください。
目標を立てる時のポイントは、期限と達成基準を明確に具体化することです。いつまでに、なにをすれば目標達成とするか定めましょう。
逆に、例えば「成績を上げる」という抽象的な目標を立てたとしましょう。これではやる気が上がりません。なぜなら、まず何を頑張ればいいかわかりません。得意科目ですか?苦手科目ですか?そして期限を明確に設定しないと、これはいつまでに達成すれば良いかわかりません。1か月後でもいいし、1年後でも良くなります。そして「成績を上げる」という合格基準があやふやなことで、ターゲットが見えてきません。前のテストより1点でも多くとれば良いのでしょうか。
ですから、目標では「対象」「期限」「合格基準」を具体化しましょう。
とりあえずやってみる
目標を立てたら、後は突き進むのみです。
ひとまずやってみる、というのは実はやる気を引き出すのにとても効果的です。まぁまずは騙されたと思って1問だけ解いてみてくださいよ。しんどいとか辛いとか思っていた作業が、実はそこまで労力を使うものではないことに気づきます。高いと思っていた壁が、実はそんなに高くなかったことに気づきます。
案外、大変だと思っていたことが実は簡単だったと知ることが大事です。「ちょっとしんどいんだけど、実際はそんな思うほど辛い作業じゃぁないんだよな」という経験があるので、同じ壁にあたったときは今よりも簡単に突破することができます。勉強が習慣化していないときは、毎日同じ壁に当たるでしょう。そしたら毎日同じ壁を越えればいいんです。
高い壁を越えろだなって言っていません。「今日、得意科目を5分以上勉強する」という簡単な目標でも良いんです。
だから、まずは1問解いてみましょう。
やる気を出す方法まとめ
やる気が出ない理由に解決策が書いています。あとは目標に向かって突き進むのみです。
誰にでもやる気が無い時はあります。僕はやる気が出ない期間が長すぎて、テスト勉強は常に一夜漬け、中学3年の夏まで全教科平均点未満でした。
最も大事なことは目標をもつこと。次にそれに向かって進むこと。進み方は、まずは盤石な基礎を築くことから始めてください。
さぁ、道しるべは示しました。あとは君の力で進むだけです。
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