「日立一高の偏差値ってどのくらい?」
「実力テストの目標点は?」
「倍率と合格点を知りたい!」
今回は日立一高の偏差値、倍率、合格点と内申点の目安をご紹介します。
入試の対策方法まで幅広く解説しますので、志望校の選定などにご参考下さい。
それではいきましょう!
日立一高の偏差値と倍率
日立一高の偏差値(模試別)
| 模試名 | 日立一高(普通科)の偏差値 |
|---|---|
| 茨統(茨城統一テスト協会) | 68 |
| オープン模試(茨進) | 64 |
偏差値は模試によって異なりますので、茨城県内で人気の模試2つの偏差値を紹介します。
茨城統一模試(通称「茨統」)は県内で最も受験者が多いため、判定が正確な模試として有名です。1月から11月まで年8回と頻繁に実施しているためほとんどの人は受けたことがあるでしょう。
オープン模試は茨進が主催する模試で、茨統よりも難度が少し低めです。
日立一高の偏差値は68(茨統)ですから、完璧な基礎力は勿論、高いレベルの応用力を身につけなければなりません。
一体どんな勉強をすれば合格するのか、合格者が実践しているコツを次の記事で紹介しています。
成績アップの参考に、あわせてお読みください。
日立一高と近隣校の偏差値比較
日立一高と近隣の高校の偏差値を比較してみましょう。表は全てA判定(合格率80%以上)の偏差値です。
| 高校名 | 茨統の偏差値 | オープン模試の偏差値 |
|---|---|---|
| 水戸第一 | 72 | 70 |
| 茨城(私立) | 70 | 65 |
| 水城SZ奨学(私立) | 70 | 63 |
| 日立第一 | 68 | 64 |
| 緑岡 | 68 | 62 |
| 茨城高専 | 66 | 62 |
| 水戸第二 | 65 | 58 |
| 水城SU奨学(私立) | 63 | 58 |
| 水戸桜ノ牧 | 62 | 58 |
| 日立北 | 59 | 52 |
| 水戸第三(普通科) | 58 | 50 |
| 太田第一 | 57 | 48 |
| 多賀 | 53 | 47 |
| 佐和 | 53 | 47 |
| 那珂 | 53 | 42 |
日立一高にギリギリ届かない子が行く高校って、遠い所しかないんですよね。
よくあるパターンは水城高校SUコースか茨城高専です。
女子で地元志向なら水戸二高はアリですね。
桜ノ牧あるじゃんって思うかもしれませんが、桜ノ牧までレベルを落とすなら無理に水戸まで通わずに日立北高で済ませますよね。
桜ノ牧に北高を蹴って入る魅力を感じるなら別ですが・・・。
日立一高と水戸二高、水戸桜ノ牧高の進学実績は次の記事でまとめていますから、気になる方は実際に比較してみて下さい。
一般的な高校とは違いますが、茨城高専は進学も就職もめちゃくちゃ強いので理系に進むことが決まっているなら進学を検討すると良いですよ。
「水戸二高も高専もちょっと・・・」と思うなら私立も視野に入れて水城高校に進学した方が良いですね。
日立一高の入試倍率 10年分

| 試験実施年 | 倍率 | 定員 | 受験者数 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 1.42 | 161人 | 228人 |
| 2024年 | 1.14 | 162人 | 184人 |
| 2023年 | 1.49 | 162人 | 242人 |
| 2022年 | 1.40 | 160人 | 224人 |
| 2021年 | 1.43 | 160人 | 229人 |
| 2020年 | 1.34 | 161人 | 216人 |
| 2019年 | 1.36 | 160人 | 220人 |
| 2018年 | 1.39 | 161人 | 223人 |
| 2017年 | 1.18 | 161人 | 190人 |
| 2016年 | 1.41 | 160人 | 225人 |
過去10年間の最低倍率は1.14(2024年)、最高倍率は1.49(2023年)です。
定員割れはありません。
「2025年で跳ね上がったから2026年は大きく下がるよね」という考えは危険で、例えば2017年で大幅な倍率減少が発生してから2023年までは大きな上下は発生しておらず、±0.03程度の小さな増減を繰り返しながら徐々に倍率が上がっています。
倍率が1.1台になることは極めて稀なので、基本的に1.3倍後半になることは覚悟しておきましょう。
直前期の対策を効率的に行うと、短時間で成績を上げやすいです。
実際に合格者が実践した効果的な過去問対策については下の関連記事で紹介しています。
日立一高の合格ラインの目安とは?
茨統・県模試・入試本番で目指したい点数
380点が合格点の目安(2025年入試)です
結構高い点数ですよね。
このレベルの合格者が実際に使っている教材について、次の関連記事で触れています。
参考までに読むと、ライバルの学習スタイルが分かりますよ
例年では400を割ると合格が絶望的でしたが、2025年で高校入試が大きく難化しました。
高校受験ナビによると、380点台で合格・不合格者が発生しています。従って380点台がA群のボーダーラインだと考えられます。
県立高校入試の難化の背景や最新傾向は次の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
本番では実力が発揮できないこともよくあります。模試や実力テストでは最低でも400点を目標にしましょう。420点以上を安定して取れていれば安心できます。
過去問を用いて合否判定をするときは、年度によって合格点の目安が変わることに注意しましょう。
「正直厳しいけど逆転合格を目指したい」
と考えている方に向けて、次の記事で逆転合格に向けた塾の選び方を解説していますから、あわせてお読みください。
合格に必要な内申点
内申点の目安は110点です
評定に換算したら各教科4以上ですね。
根拠の具体例として、ベネッセが公開している2024年入試の合格者の点数を紹介します。全合格者のごく一部の結果なので参考程度に見て下さい。

縦軸が内申点です。120点以上が多いですが、110点程度でも合格者がいますね。
高校受験ナビによると、2022年や2023年の入試では内申点が109点や101点でも合格者が出ていました。
つまりA群の内申点ボーダーは安全に見て110点程度と考えて下さい。
内申点は中1から中3までの3年間の評定が加味されるため、定期テスト対策や提出物の出し忘れに気を付けましょう。
厳密に言えば内申点は「調査書」と呼ばれる書類の評価点です。調査書の内容をもっと具体的に知りたい方は次の記事もあわせてお読みください。
内申が低い場合は入試で高得点を目指しましょう。
内申点が高い場合はA群の合格最低点以下の点数でも合格できますから、対策しておいて損なしですよ!
日立一高の対策に効果的な学習のコツ3つ
中3は応用力強化に集中する
合格者の多くは中2のうちに中学全範囲を修了します。
遅くとも中3の5月までには全単元の総復習を終わらせて、夏休みまでに応用問題に取り組み始めましょう。
合格者が実践した学習スケジュールは次の記事で詳しく書いています。
勉強はマラソンのようなものなので、全速力で飛ばしていると夏休み明けにダレ始めます。
夏休み明けから年明けにかけてが一番の勝負所で、ここで手を抜いたら志望校には届きません。
合格者が直前期に行っている勉強法についてはこちらでまとめていますから、合わせてお読みください。
成績が伸び悩んでも焦らない
偏差値65以上になると成績が伸びるのに時間がかかります。
この時期に一番怖いのが、自分が進めている学習計画に自信が無くなり、色々な参考書に手を出してしまうことです。
焦って難しい本に手を出して、全然進まない事ってありませんか?
自分のレベルにあった参考書を信じて周回することこそ成績アップの基本です。
塾無しで頑張っている方に向けて、次の記事で市販のおすすめ参考書をレベル別に紹介しています。
個別指導塾や家庭教師を利用されている方は、塾用の参考書の方が効率が良いので次の記事も参考にしてください。
塾用教材は市販教材よりも効率が良いものが多いですが、解説や前置きが簡略化されています。
基礎力が高い人、または個別塾に行っている人は塾教材の方がメリットが大きいですが、基本力に自信が無い人は市販教材を買いましょう。
過去問対策に手を抜かない
過去問対策の完成度で合否が決まると言っても過言ではありません。
実は過去問ってめちゃくちゃ効率がいい問題集なんですよ。
難易度も標準から応用までレベルアップに丁度よく、問題も練られているので良問なんですよね。
他府県の公立高校入試も解くと、傾向が似ているので同じような問題が出ることもあります。
特に英語、理科、国語はどの都道府県でも傾向が似ていますから、対策しない手はありません。
対策には「分野別過去問」がダントツでおすすめです。
単元別に攻略できるので、弱点の補強も応用力の強化もできます。
効率の高い過去問の勉強方法は次の記事をご覧ください。
日立一高の偏差値と合格ラインまとめ
日立一高のレベル、偏差値68になるには完璧な基礎力と幅広い応用力が求められます。
ここまでで紹介した問題集を全てやりきることで、間違いなく実力は上がり合格が見えてきます。
弱点の発見と克服をひたすら繰り返すことが合格の秘訣です
日立一高の進学実績についても次の記事でまとめていますから、合わせてお読みください。
日立一高など難関校の合格者が実践する入試対策法はこちらです。








