「鉾田一高って何点とれば受かるの?」
「倍率ってどのくらい?」
今回は鉾田一高の偏差値、倍率、合格点と内申点の目安を解説します。
志望校の選定や合格の可能性を知りたい時に参考にしてください。
それではいきましょう!
鉾田一高の偏差値と倍率
鉾田一高の偏差値(模試別)
| 模試名 | 普通科の偏差値 |
|---|---|
| 茨統(茨城統一テスト協会) | 58 |
| オープン模試(茨進) | 52 |
茨城県内で人気の模試2つの偏差値を紹介します。
茨城統一模試(通称「茨統」)は県内で最も受験者が多いため、判定が正確な模試として有名です。
オープン模試は茨進が主催する模試で、茨統よりも偏差値が低く出ています。
鉾田一高の偏差値は58(茨統)ですから、教科書レベルの基礎知識だけでも合格圏内に届く難度です。
基礎力アップには全単元の網羅が必須なので、不安な方は短時間で基礎力が確認できる参考書を解いてみましょう。
下の記事では基礎力アップにおすすめな参考書を紹介していますから、ぜひ読んでください。
鉾田一高と近隣校の偏差値比較
鉾一と近隣の高校の偏差値を比較してみましょう。表は全てA判定(合格率80%以上)の偏差値です。
| 高校名 | 茨統の偏差値 | オープン模試の偏差値 |
|---|---|---|
| 水戸第一 | 72 | 70 |
| 緑岡 | 68 | 62 |
| 茨城高専 | 66 | 62 |
| 水戸第二 | 65 | 58 |
| 水戸桜ノ牧 | 62 | 58 |
| 鉾田第一 | 58 | 52 |
| 水戸第三 | 58 | 51 |
| 鹿島 | 53 | 47 |
| 麻生 | 48 | 42 |
| 鉾田第二 | 44 | 42 |
鉾一は鹿島地区で1番偏差値が高い学校です。
2020年に附属中が併設され、2026年3月に中高一貫教育の1期生が卒業するので進学実績がどう変わるか楽しみですね。
水戸には電車で40分の距離なので、鉾一よりもランクが高い学校を目指す人は水戸一高や緑高など選択肢が豊富です。
ハイレベル志向の人は水戸一や緑高を受けてダメなら私立の水城や茨高に進む、という流れが定番。
一方で鉾一にギリ届かない人は鉾田二高に進む場合が多いです。
鹿島地区2番手の鹿島高校には電車で片道50分もかかるので、水戸よりも遠くて利便性が低いんですよね。
水戸一高や緑高、水戸二高の合格点も見たいよって方は、次の記事でまとめていますからご参考下さい。
鉾田一高の入試倍率 10年分(共通+特色)

| 試験実施年 | 倍率 | 定員 |
|---|---|---|
| 2025年 | 1.07 | 202 |
| 2024年 | 1.14 | 200 |
| 2023年 | 0.93 | 202 |
| 2022年 | 0.99 | 240 |
| 2021年 | 1.13 | 240 |
| 2020年 | 0.95 | 240 |
| 2019年 | 1.12 | 280 |
| 2018年 | 1.08 | 280 |
| 2017年 | 1.06 | 280 |
| 2016年 | 1.08 | 280 |
茨城県教育委員会の公式資料に基づいて紹介しています。
定員割れがちらほら出ている状況です。
地区1番の高校ですが、ハイレベルな子は水戸に流れている事がわかります。
定員割れしている年でも定員内不合格者が発生している点に注意しましょう。
例えば2023、2322、2020年に定員割れしていますが、それぞれ1名、3名、2名の不合格者が出ています。
2024年以降は1.1倍程度で安定しているので、2026年も同程度になる見込みです。
2026年も1.1倍前後になる予想です
鉾田一高の特色選抜について
2026年の鉾田一高の特色選抜では、学力検査500点、調査書200点、面接200点の計900点満点で評価されます。
学校によって特色選抜の評価基準、主に面接の重要度が変わるので注意しましょう。
特色選抜の倍率を紹介します。
| 試験実施年 | 倍率 | 定員 |
|---|---|---|
| 2025年 | 0.90 | 20 |
| 2024年 | 0.50 | 20 |
| 2023年 | 1.05 | 20 |
| 2022年 | 0.71 | 24 |
| 2021年 | 0.96 | 24 |
| 2020年 | 0.50 | 24 |
| 2019年 | 0.57 | 28 |
| 2018年 | 0.79 | 28 |
| 2017年 | 0.57 | 28 |
| 2016年 | 1.07 | 28 |
過去10年中で定員割れが8回、その内定員内不合格が出た年は2021年、2019年、2017年の3回です。
条件を満たしていれば、余程低い点数を取らない限り受かりやすいと考えて良いでしょう。
鉾一が公開している2026年度特色選抜の出願資格を紹介します。
鉾田一高の合格に必要な当日点と内申点
当日点は300点、内申点は100点が合格の目安(A群)です
目安はあくまでA群ですから、合格最低点はもっと低いです。
2025年では280点台でも合格した生徒がいますから、合格のハードル自体は高くありません。
しかし260点で不合格だったという報告もあるため、低すぎる点数であれば要注意です。
模試や実力テストで250点前後なら合格は難しいでしょう。
2025年入試では内申95、当日点315で合格した受験者もいるため、内申が100を少し下回る程度なら不安になることはありません。
ベネッセが公開している合格者の情報などから、2024年の合格者の点数を集計しましたので紹介します。

合計6人分の当日点と内申点を集めました。
上の点数マップでは400点以上など、かなり高い点数の生徒も入学しています。
内申点も130前後の生徒もいるので、低い学力で入学すると後で苦労するでしょう。
入学後はこれらの学友と切磋琢磨することになりますから、可能な限り学力をつけてから入学することが大切です。
入学後に苦労しないためにも、350点以上は目指したいですね。
鉾田一高に上位で合格するための心得3つ
鉾一は合格のハードルが低い一方で、生徒のレベルが幅広いです。
在学生の多くがMARCH以上の難関大を目指すなど、難関志向が高いですが実際に合格を勝ち取るのはごく一部です。
単に合格を目指すのではなく、上位で合格することを目指しましょう。
①入学後に苦労しないためのコツ2つ
300点(1教科60点)は、少し勉強すれば誰でも合格できるレベルです。
しかし入学後からスムーズに勉強についていくためには、そしてMARCH以上の大学を目指すのであれば最低でも350点を目指しましょう。
350点は基礎力がついていれば到達可能な範囲です。
やれば出来る!この気概で勉強に打ち込んでください
得意単元が出題されれば点数は伸びるものの、苦手単元が出たら点数が落ちる。
そもそも得意単元が無くて点数が頭打ちになる、というのはよくあるパターンです。
どちらも基礎知識が不足しています。
やらなきゃいけない事はたった2つだけです。
入試までには時間が限られているので、効率を意識して短時間で終わらせなければなりません。
全範囲の総復習は、網羅性はあるものの問題数が少ない薄めの本がおすすめです。
例えば数学なら「中学3年間の総復習」であれば、たった2週間で苦手単元がわかります。
苦手単元を重点的に克服するなら、単元別に入試レベルの問題を収録している分厚めの問題集がおすすめです。
特に「分野別過去問」は受験生の必携本で、やりこむ時間があれば下妻一高など上のランクも目指せる良書です。
教科別のおすすめ参考書は次の記事でも詳しく書いていますから、気になる方は合わせてお読みください。
②鉾田の個別指導塾には勉強が苦手な先生も多い
鉾田では茨進や思学舎などの大手進学塾がなく、集団指導塾も他の地域と比較して極めて少ないです。
個別指導塾も選択肢が明光義塾かスクールIE、その他小規模な個人塾しかありません。
人口が少なく需要も少ないので、鉾田に塾が少ないのも無理はありません。
他に選択肢が無くて個別指導塾を利用する方もいるのではないでしょうか。
さて、鉾田エリアの個別指導塾には1点注意したいことがあります。
水戸で有名な水戸アカデミーや茨進、弘道学館といった集団指導ではプロ講師が授業を行いますが、
スクールIEや明光義塾を始めとする個別指導塾では近隣の大学生が講師を務めるのが一般的です。
鉾田の個別指導塾では実家から通学する大学生が講師を務めることが多く、茨大や常磐大、産業技術短大、茨城女子短大の学生が講師になります。
茨大生ならまだ良いですが、実家通い率が高い常磐大生や短大生が講師にあたりやすいです。
個別指導でも対面型の場合は講師の交代が難しいので、対面にこだわるなら勉強が得意じゃない先生にあたることが多い、という点は注意したいですね。
気になる方はプロ家庭教師を斡旋してもらうか、水戸まで通う他ありません。
対面にこだわらないのであれば、オンラインも選択肢の1つです。
安価で東大生やプロ講師のマンツーマン指導を受けることが出来るので、周囲に良い塾が少ない鉾田エリアのご家庭にこそオンラインを検討してほしいです。
オンライン指導については次の記事で詳しく書いていますから、気になる方はぜひ読んでください。
③過去問研究を怠らない
既に出た問題は出題されないから、過去問はやる意味がないと考える子もいます。
でも高校入試は都道府県によって出題傾向が変わるので、傾向の把握はめちゃくちゃ大事なんですよ。
例えば茨城県では自由作文問題が無い代わりに、選択問題でも深い知識が求められる多分野の融合問題が他府県と比べて多い傾向があります。
独特な問題が出題された事もあるので、茨城県の過去問は必ず着手しましょう。
過去問では次の点に慣れることが大切です。
決められた時間内に全部に目を通すために、時間配分に慣れることが重要です。
英語や国語など、長い文章を時間内に読み切るための集中力が無いと点数が伸び悩みます。
記述問題の出題傾向は年々変わっていますから、最新傾向を知りましょう。
その他、効率の高い過去問の勉強方法は次の記事をご覧ください。
鉾田一高の偏差値と合格ラインまとめ
鉾一に合格すること自体は低いハードルですが、合格者のレベルが幅広いので上位で合格しないと入学後に苦労します。
MARCH以上の難関大を志望する生徒が多いですが、実際に合格を勝ち取るのはごくわずかです。
将来的に希望する進路につくためにも、最低でも350点以上を目指しましょう。
350点に届かない子は次の記事で紹介する参考書の周回が効果的です。
弱点の発見と克服をひたすら繰り返すことが合格の秘訣です
鉾田には個別学習塾が主流ですが、周辺には偏差値が低い大学が多いので勉強が苦手な先生が多い点に注意しましょう。
茨大生以外にも常磐大生や短大生も多いので、勉強が苦手な先生が担当になる可能性が高いです。
対面の場合は講師の変更が難しいので、可能であればオンライン型を利用することも検討してみて下さい。
東大生やプロ講師のマンツーマン指導でも、対面型と同じ料金帯で利用することができます。
詳しくは次の記事で紹介していますから、合わせてお読みください。


