高校入試

県立は過去問対策が合否の決め手!難関高校合格者が実践する直前期の勉強方法3つ

「過去問研究ってやらなきゃいけないの?」

「とりあえず茨城県を3年分だけやればいいんだよね?」

って疑問を持つ子も多いんですが、県立高校を志望する人ほど過去問研究が最も時間効率が高い勉強法なんですよ。

要領よく、効率よく勉強しないと直前期の短時間で成績は上がりません。

過去問研究ってすごく大事なんですが、軽視される背景と絶対にやった方が良い理由、そして効率の良い過去問の研究方法について紹介します。

この記事でわかること

  • なぜ過去問対策は最も効率が良い勉強法なのか
  • 過去問研究を効率よく終わらせる方法

筆者について

こんにちは、コビーです

6年の間、茨城県内で塾講師と家庭教師をしていました。

ぼくが指導してきた経験も踏まえて、

過去問研究について要点を押さえながら解説します。

大事だと分かっていても過去問対策を怠ってしまう理由3つ

あるある:過去問が出来ない理由3つ

  • 塾の宿題で忙しすぎる
  • 既に着手している問題集が終わらないから過去問対策に進めない
  • 実力テストや模試で十分に感じてしまう

難関校志望者ほど宿題が多い塾に通いますが、宿題が多すぎて手が回らない生徒は多いです。

塾無しで頑張っている子でも、計画通りに成績が上がらない事に焦ってしまい、過去問対策の優先順位を下げてしまう事もあります。

後で説明するように、過去問対策は応用問題、標準問題ともに広いレベルの対応力を格段に上げる勉強法です。

ある程度の基礎力がついた中3の秋以降では、常に過去問対策は最優先にしましょう

短時間で成績を上げることが出来るので、過去問対策は最も効率的な勉強法です。

難関高校の合格者ほど直前期の過去問対策をしっかりやる理由4つ

過去問対策は効率的でタイパに優れているから

一番の理由は、過去問対策が効率に優れている点です。

入試だけじゃなく、英検などの資格試験も同じですが、

最も時間的効率に優れている勉強法は過去問を解きまくることです。

僕が見てきた生徒の中には過去問しか取り組まずに県立難関校に合格した子も居るほど過去問研究は重要なんですよ。

彼は他の都道府県もみっちり研究してましたね。

過去問対策の効率が高い理由は次の通りです。

過去問対策が効率的な理由

  • 標準から応用まで幅広い難易度から出題されるから、応用力強化にも役立つ
  • 教科書準拠だから、難しくても理解しやすい良問ぞろい
  • 過去問題集は解説が丁寧だから、「分からないモヤモヤ」を解消しやすい

求められるレベル感、問題の質と量、解説の詳しさ、どれをとっても良い問題集なんですよ

ぶっちゃけ、過去問研究抜きで入試対策しているとめちゃくちゃ効率悪いです。

過去問研究はライバルと差をつけやすいから

難関校志望者ほど宿題が多い塾に通っている点は上で解説した通りです。

過去問研究はやるほど応用力もつくのでやらない手は無いんですが、

時間もかかるので、過去問研究をサボってしまう子も居るんですよね。

やったとしても、茨城県だけの過去問だけ研究して終わる子が大半です。

茨城県の過去問研究は必須ですが、10年分やっても確認できる単元は少ししかありません。

他府県の出題も研究することで、可能な限り多くの単元の出題傾向を確認することができます。

茨城県以外も研究することが必須ですよ

他府県と同じような問題が出ることも多いから

茨城県の問題をいくら解いても同じ問題は絶対に出題されません。

でも他府県なら、同じような問題が出題されることはよくあります

結局、求められる知識は同じなので単元によって出題傾向が似るんですよね。

茨城県ではしばらく出題していない単元でも、他府県で出た問題を参照に出題傾向を研究すると効果的です。

本番を意識しやすく、合否判定もできるから

時間配分に慣れることは直前期対策で最も重要なことです。

慣れない状態で試験に挑むと失敗する可能性が高いので、

少なくとも10年分はやりましょう。

また、合否ラインが分かっていれば志望校を合否判定することもできます。

このブログでは、主要高校のボーダーラインをいくつか紹介していますので、是非参考にしてください。

難関高校の合格者が実践する直前期の過去問対策方法3つ

過去問対策って、やる事が沢山あって気が滅入りそうですよね。

時間があればじっくり取り組めますが、

短時間で要領よく終わらせる方法があるので紹介します。

まずは茨城県の傾向を知る

茨城県の過去問は必ず最初に5年分研究しましょう。

過去問対策で抑えるべきポイントは次の通りです。

ポイント

  • 問題の構成に慣れる
  • 時間配分に慣れる
  • 出題された単元を把握する

問題の構成、時間配分に慣れることは当然ですが、直前対策のキモは「出題された単元を把握する」ことです

直近に出題された単元からは出ません。

過去5年以内で出されていない単元を把握し、次のステップで重点的に強化します。

過去問は東京学参のものがおすすめです。

まずはこの本から始めましょう

全国の過去問を研究する

次のステップは全国の高校入試で出された最新傾向の過去問を単元別にやりこみます。

全国版は「全国高校入試問題正解」がダントツでおすすめです。

単元別に頻出のパターンがまとまっているので、弱点だけ補強しやすいんですよね。

さらに2024年と2025年の問題しか掲載していないので、最新傾向の対策ができるんですよ

やりこみポイント

  • 茨城県では出題されなかった、又は出題が少なかった単元だけ重点的に復習する
  • 苦手単元から順番に復習を進める

例えば英語では1冊で176ページもあるので、全部やると膨大な時間がかかります。

茨城県で出題が無かった、もしくは少なかった単元だけ、苦手分野から優先的に対策を進めます。

全部やる必要は無いんですよ。

これが最初に茨城県の傾向を研究しなきゃいけない理由です。

「高校入試問題正解」のリンクは下に貼っておきます。

教科値段(送料・税込み)ページ数
英語¥ 2,970(リンク176
数学(数と式・関数・データの活用)¥ 2,420(リンク128
数学(図形)¥ 2,420(リンク128
国語¥ 2,970(リンク208
理科¥ 2,970(リンク224
社会¥ 2,970(リンク224

ここまで終わったら、過去問研究は90%完了です

栃木県、群馬県の過去問を5年分やる

北関東3県の傾向って、実は結構似ているんですよね。

もしまだ時間が残っているなら栃木県と群馬県の過去問対策もやっておいた方が良いです。

同じく東京学参の参考書がおすすめなので、余力があるなら着手しましょう。

ここまで出来れば過去問研究は完璧です

難関校合格者が実践する直前期の勉強方法まとめ

結論まとめ

  • まずは茨城県の過去問を研究して出題が少ない単元を知る
  • 出題が少ない単元の出題傾向を、他府県の過去問を解いて知る
  • 北関東3県は出題傾向が似ているので、群馬、栃木県の過去問も対策すると良い

県立高校入試は私立高校と違って出題内容が全国一律。

だから県立志望者ほど、過去問研究が最も時間効率の高い勉強法となります。

同じ内容が問われるので、出題傾向は絶対似るんですよね

だから全国の対策が必須なんですよ。

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