緑岡高校のボーダーラインは?|入試倍率と合否の分かれ目を徹底解説!

高校受験

緑岡高校は茨城県央地域、水戸市にある難関公立高校です。1961年に創設されてから2024年で創立63年になりました。

2024年4月からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の3期目が始まりました。SSHとは将来の国際的な科学技術人材の育成を行うべく、文科省が先進的な理数系教育を実施できると認めた高校です。

指定されると国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から資材や発表会の企画等の研究に関する支援を受けることができるなど、より幅広く、ハイレベルな教育を受けることができます。

SSHは5年で1期で、満期になると指定から外れます。緑岡高校は3回目の指定を受けることになるので、科学技術分野に関する理数系や英語教育の質の高さがうかがえます。

今回は緑岡高校について、公開されていない合否を分けるボーダーラインを当サイト独自の調査により調べました。また、直近6年分の倍率と募集定員の履歴も掲載します。

読んでほしい方

  • 緑岡高校に合格するには内申点をいくら取ればよいか
  • 緑岡高校に合格するには入試でどの点数以上を取ればよいか
  • 緑岡高校の近年の倍率は?

結論

  • 内申点は95点以上を目指すこと。
  • 学力検査は合計395点程度以上を取れば安心できる。
  • 直近6年の平均倍率は1.25

書いている人

コビー
コビー

学生時代に塾講師および家庭教師として150名以上の教え子を持たせていただきました。

当時の経験を活かし、役立つ入試情報を皆様にお届けしています。

現在は工学系のエンジニアをしています。

得意のデータ解析を活かし、他のサイトでは見つからない情報を発信することがモットーです。

緑岡高校の合格ボーダーラインはどこ?

2024年度、緑岡高校における受験者の内申点、試験総合得点の点数マップ。

早速調査結果を示しましょう。この結果はR6年度の合格者の内申点、学力検査の総合得点について調べたものです。

受験者の点数は公開されていませんが、ベネッセなどの情報提供サイトで受験者の点数を知ることが出来ます。今回は、合格者のおよそ7.6%ほどのデータを集めることが出来ました。

縦軸の内申点は135点満点、横軸の学力検査の総合点は500点満点です。

入試では内申点と学力検査の双方が考慮されます

内申点の評価方法が不明な方は、先に以下の記事をお読みいただくと、より理解が深まります

それでは、内申点、学力検査のボーダーラインを推察しましょう。

緑岡高校に合格するための内申点、学力検査の点数は?

2024年度、緑岡高校における合否のボーダーラインの図。

目標にしたい点数

  • 内申95点(平均評定3.5)かつ、学力試験で395点(平均79点)あれば安心

ギリギリ合格できる点数

  • 内申130点(平均評定4.8)前後なら、学力試験で380点(平均76点)でもチャレンジ可能
  • 内申90点(平均評定3.3)前後なら、学力試験で400~410点は必要
  • 内申80点(平均評定2.9)前後なら、学力試験では430点(平均86点)以上を目指したい

目標にしたいA選抜の点数は?

ギリギリの点数で合格しても、入学後の成績は学年最下位になってしまうから、授業の進度についていくのが大変になるんや!

コビー
コビー

余裕をもって合格すると、入学後の苦労も少なくなるよ!

A選抜は内申点、学力検査ともに高い点数を取った受験者の合格枠です。目指すのであればこの枠を狙いましょう。

B選抜は年によってボーダーラインが左右されてしまい、安定しません。

それに折角合格しても入学後に落ちこぼれてしまうこともあります。

2024年度の緑岡高校のA群選抜のボーダーラインは、学習塾の情報などから390点台と言われています。この記事では395点としました。

内申95点以上、学力試験395点以上がA群のボーダーと考えられるため、この点数域であれば余裕をもって合格することができます。

ギリギリ合格できるB選抜の合格基準は?

2024年度、緑岡高校におけるB選抜のボーダーラインの図。
受験生
受験生

内申も模試の結果もギリギリなんやけど、合否の境界ってどんなかんじ?

内申重視枠のボーダーライン

今回は不合格者のデータが採取できました。図中の青丸に注目してください。

内申110点、試験総合点数385点で不合格です。

内申重視枠のB群選抜では、学力検査の点数が低いほど内申点が高くなければ合格できません

ボーダーラインは、この青丸の点と直近の合格者の点の間を通ります。恐らく380点前後が合格最低点だったと考えられます

青丸の点は、もし内申点が135点程度など高ければ合格圏内だったと推測できます。

従って、内申点130以上など高ければ380点前後でも合格可能だと言えます。

一方で、内申点が80前後などA群ボーダーよりも低かった場合は430点以上を目指さなければ合格は厳しいと言えます。

学力検査重視枠のボーダーライン

内申点がボーダー推定ラインの95点よりも低い場合は、学力検査重視枠を狙うことになります。

一般的に、内申点が低く試験得点が高いこのあたりのデータは取りづらいので、ボーダーはあくまで参考としてください。

内申がボーダーよりも30点以上低い70点程度の場合は450点またはそれ以上の点数を取ることができればチャンスはあります。

とにかく内申点が不足する分は試験本番で挽回しなければなりませんので、本番で高得点が取れるように学力向上に勤めましょう

内申点が60点(平均評定2.2)程度の場合は試験本番で満点近くをとらなければ厳しいでしょう。

緑岡高校の近年の倍率

2024年度以前、6年間の緑岡高校の定員と倍率変化図。

緑岡高校の直近6年の平均倍率は1.25倍です。

6年間で受験者全体の合格率は約80%で、受験者全体の5人に一人は落ちる計算です。

倍率は規則的に上下を繰り返すことが一般的なので、2025年は平均倍率を上回る見通しです

倍率がどうであれ、基準を満たしていないと合格することが難しいですので、万全の態勢で入試に挑みましょう。

緑岡高校に合格するためのボーダーラインと倍率のまとめ

目標にしたい点数(A選抜)

  • 内申95点(平均評定3.5)かつ、学力試験で395点(平均79点)あれば安心

ギリギリ合格できる点数(B選抜)

  • 内申130点(平均評定4.8)以上なら、学力検査で380点(平均76点)でもチャレンジ可能
  • 内申80点(平均評定3弱)前後なら、学力検査では430点(平均90点)以上を目指したい
  • 内申60点(平均評定3弱)前後なら、ほぼ500点満点を目指さないと厳しい

入試倍率の変化

直近5年の平均倍率は1.25、5人に1人が不合格になる

これまで紹介してきた通り、ボーダーラインは内申点、学力検査の双方で評価されます。

特に内申点は中1~中3までの総合点数なので短期間で挽回することが難しいです。中1から気を抜かずに成績管理を怠らないことが重要です。

それではみなさんの検討を祈ります。(・ω・)ノシ

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