「水戸一高には何点とったら合格できるの?」
「実際に合格した人の得点と内申点が知りたい」
茨城県内で最高難度の公立高校、水戸一高に合格するために必要な内申点と合格点を紹介します。
志望校合格のための参考にしてください。
この記事は高校入試の記事です。
水戸一高附属中学の合格点を知りたい方は、次の記事に移動してください。
水戸一高合格者の当日点と内申点の点数分布 2025年版

早速2025年に実施された入試の調査結果を示しましょう。
この結果は当サイトが独自に調べたもので、ベネッセなどインターネットの集計結果を組み合わせました。
横軸を当日点、縦軸を内申点として、合格者の点数のみ青色でプロットしています。
大手塾による合格点のボーダーラインは430点予想でした。
A群、B群を分けると次のようになります。
黄色い領域はA群選抜のエリア、赤色の領域はB群選抜のエリアを示しています。
このグラフから、次の事が言えます。
かなり高得点ですが、合格者はどのように勉強したのでしょうか?
水戸一高に合格した生徒が実際に取り組んだ勉強法について、次の記事でまとめています。
水戸一高にA群で合格するための内申点と合格点は?

A群選抜の予想領域は黄色、B群選抜は赤色で色分けしています。
過去のデータと見比べてみましょう。
2023~2025年の合格点ボーダーラインの変化

過去のデータも分析していますので、紹介します。
2023年から2024年にかけて外部生の定員が80名減少したことにより、合格点のボーダーラインは高くなりました。
2024年から2025年では、入試の大幅な難化によりボーダーラインが大きく下がっています。
過去3年間で、A群選抜の合格点のボーダーラインは以下のように変化しました。
| 実施年度 | 合格点 |
| 2025年 | 430点 |
| 2024年 | 460点 |
| 2023年 | 452点 |
2025年の高校入試の難度変化については次の記事で詳しく紹介していますから、あわせてお読みください。
2023~2025年の内申点ボーダーラインの変化
受験者のレベルは毎年ほぼ同じなので、定員の変更などがなければ内申点はあまり変化しません。
水戸一高の定員や倍率の変化については次の記事で具体的に紹介しています。
直近で定員の変更が行われたは2024年です。
附属中拡充のための定員の減少ですが、
2023~2024年にかけてもA群選抜の内申点のボーダーはあまり変化していません。
つまり2025年度以降でも大きな変化は無いと予想しています。
120点であれば概ねA群選抜に入れる見込みです。
単教科あたりの平均評定は4.4。
中学3年間を通して、毎年評定5を少なくとも4教科以上取らなければなりません。
オール3の年が1年でもあれば、残り2年がオール5でも内申点120に届きません。
3年間全体を通して高い成績を取る必要があります。
水戸一高にB群で合格するための内申点と合格点は?
A群は最大で定員の8割が抜粋されるので、
合格者の2割以上がB群で選抜されます。
水戸一高のような高い倍率の高校では、B群の選抜割合は30%~40%ほどです。
定員160人の6割がA群で抜粋された場合、
つまり96人がA群だったとき、64人がB群で合格します。
水戸一高の場合はB群抜粋者の2割が内申重視枠、8割が当日点重視枠ですから、
内申重視枠は13人前後、合計点重視枠は51人前後がB群で抜粋されることになります。
2023年や2024年の分析結果と合わせて
B群で合格するための条件を紹介します。
内申重視枠を目指す場合

あくまで推定ですが、内申重視枠は緑で示したエリアです。
内申が高い分、学力検査の合計点がA群のボーダーラインより低くても合格することができます。
2025年では実際に当日点が425点でも内申134点で合格している生徒もいるようです。
合格最低点が出るのは内申重視枠の人たちで、内申が135点もあれば420点台でも合格可能だと推測しています。
ただし内申重視枠のボーダーライン付近の人たちは、内申点以外の調査書の内容で合否が変わりやすいです。
例えば英検準2級を持っていること、部活で全国大会出場などですね。
2023年のデータに良い例があったので、紹介します。

赤丸で示したエリアはボーダーライン直近の合格者と不合格者です。
赤丸内の不合格者は合格者よりも緑エリアの内側にいるように見えますが、
おそらく内申点以外の調査書の評価の影響により落とされていると考えられます。
このように、緑エリアの端の方では合否が安定しませんので、できるだけA群の領域(右側)に近づくようにしましょう。
因みに、2024年でも同じようなデータがあります。

ボーダーギリギリは1点差で落ちることもザラにあります
学力検査の合計点重視枠を目指す場合
当日点重視枠はA群よりも内申点が低い分、学力検査で高得点を得ることで合格する人たちです。
内申点が100や110程度でも合格することができますが、
内申点が低い分、当日点を多く獲得しなければなりません。
120点がA群ボーダーと予想していますが、2025年でも内申108点(オール4程度)でも当日点を453点獲得して合格した受験者がいます。
こちらもボーダーライン直近は合否の際に、調査書の内容次第で合否が逆転すること考えられます。
内申点が低いから内申で稼ぐことを諦めるのではなく、調査書の内容に加点されるように、日ごろの学業に打ち込むことが大切です。
先ほども言いましたが、英検準2級は持っておいた方が安心できますよ。
水戸一高の倍率と合格点まとめ
合否の境目であるB選抜を最初から目指すと、うまく行かない可能性がありますので
A選抜での合格を目指すことが鉄則です。
水戸一高に合格するための対策法を次の記事で紹介しています。あわせてお読みください。




