「下妻一高の偏差値ってどのくらい?」
「実力テストの目標点は?」
「倍率と合格点を知りたい!」
今回は下妻一高の偏差値、倍率、合格点と内申点の目安をご紹介します。
入試の対策方法まで幅広く解説しますので、志望校の選定などにご参考下さい。
それではいきましょう!
下妻一高の偏差値と倍率
下妻一高の偏差値(模試別)
模試名 | 下妻一高の偏差値 |
---|---|
茨統(茨城統一テスト協会) | 65 |
オープン模試(茨進) | 58 |
偏差値は模試によって異なりますので、茨城県内で人気の模試2つの偏差値を紹介します。
茨城統一模試(通称「茨統」)は県内で最も受験者が多いため、判定が正確な模試として有名です。1月から11月まで年8回と頻繁に実施しているためほとんどの人は受けたことがあるでしょう。
オープン模試は茨進が主催する模試で、茨統よりも難度が少し低めです。
下妻一高の偏差値は65(茨統)ですから、高い基礎力は勿論、ある程度の応用力を身につけなければなりません。
対策に効果的な勉強法を後ほど紹介します
下妻一高と近隣校の偏差値比較
下妻一高と近隣の高校の偏差値を比較してみましょう。表は全てA判定(合格率80%以上)の偏差値です。
高校名 | 茨統の偏差値 | オープン模試の偏差値 |
---|---|---|
土浦第一 | 72 | 70 |
竹園 | 69 | 66 |
竜ヶ崎第一 | 66 | 61 |
土浦第二 | 66 | 60 |
牛久栄進 | 65 | 60 |
下妻第一 | 65 | 58 |
水海道第一 | 63 | 59 |
土浦第三 | 59 | 54 |
藤代 | 59 | 53 |
牛久 | 57 | 52 |
取手第一 | 54 | 50 |
石岡第一 | 54 | 50 |
水海道第二 | 54 | 46 |
堺 | 51 | 45 |
伊奈 | 50 | 46 |
下妻一高にギリギリ届かない子は水海道一高や少し遠いですが藤代高校が選択肢にあがります。
各校の進学実績を次の記事で紹介しているので、ご参照ください。
下妻一高の入試倍率 10年分

試験実施年 | 倍率 | 定員 | 受験者数 |
---|---|---|---|
2025年 | 1.25 | 201人 | 252人 |
2024年 | 1.08 | 240人 | 258人 |
2023年 | 1.16 | 240人 | 278人 |
2022年 | 1.25 | 240人 | 299人 |
2021年 | 1.06 | 280人 | 298人 |
2020年 | 1.1 | 280人 | 309人 |
2019年 | 1.15 | 280人 | 323人 |
2018年 | 1.15 | 280人 | 322人 |
2017年 | 1.01 | 280人 | 284人 |
2016年 | 1.17 | 280人 | 328人 |
茨城県教育委員会の公式資料に基づいて紹介しています。
過去10年間の最低倍率は1.01(2017年)、最高倍率は1.25(2025年)です。
附属中学2022に附属中学が設立されてから段階的に定員が減少しています。2025年は2回目の定員減少の影響も相まって、過去10年で最も高い倍率になりました。
同様の定員減少が発生した2022年でも同じ様な倍率高騰が発生していますね。
2026年では前回の定員減少が発生した翌年の2023年とほぼ同程度まで倍率が下がることが見込まれます。
少なくとも1.2未満にはなると考えられますね
下妻一高の合格ラインの目安とは?
入試本番の合格点・ボーダーライン
350点が合格点の目安(2025年入試のA群ボーダー)です
例年では370点程がA群ボーダーと言われていました。
2025年の高校入試が大きく難化したため、A群ボーダーも大きく下がりました。
「そもそもA群、B群って何?」という方は次の記事をお読みください。
2022~2024年までほぼ同じ平均点を保っていた高校入試ですが、2025年では平均点が27点も下落しました。
下妻一高の倍率は2025年で大幅に上昇しましたが、入試難化の影響の方が大きく、A群のボーダーは20点ほど降下したと考えられます。
試験実施年 | A群ボーダー(予想) | 合格最低点(予想) |
---|---|---|
2022~2024年 | 370点 | 350点前後 |
2025年 | 350点 | 330点前後 |
受験者同士が情報を交換している高校受験ナビでも「2025年入試のA群ボーダー予想は350点程度」との意見が多く見られます。
2026年入試でも2025年と同様の難易度になることを予想しています。
2025年では英語、国語が主に難化したため、2026年では数学、理科、社会が難化する可能性が高いです。
2026年の予想や、その他詳細は次の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
実力テストで目指したい点数
「実力テストでも350点以上取っていたら合格するってこと?」
と思うかもしれませんが、ボーダーは試験難度や倍率にも大きく左右されるんです。
350点はあくまで2025年のA群ボーダー予想なので、2026年の点数を保証するものではありません。
それに本番では実力が発揮できないこともよくあります。
模試や実力テストでは最低でも380点を目標にしましょう。
400点以上を安定して取っていれば安心して合格できるレベルです
合格に必要な内申点
内申点の目安は100点です
評定に換算したら各教科3.7以上ですね。
内申100点前後で合格している例もあるため、内申は100点がA群ボーダーと予想しています。
下妻一高合格者の内申点の平均は110点程だそうで、これは同じ偏差値帯の高校の入試情報から見ても間違いなさそうです。
ボーダーは平均からさらに下になるはずですから、内申は100点ほどあれば当日点が低くない限り気にする必要はありません。
内申点は中1から中3までの3年間の評定が加味されるため、定期テスト対策や提出物の出し忘れに気を付けましょう。
厳密に言えば内申点は「調査書」と呼ばれる書類の評価点です。調査書の内容をもっと具体的に知りたい方は次の記事もあわせてお読みください。
内申が低い場合は入試で高得点を目指しましょう。
内申点が高い場合は当日点がA群の目標点以下でも合格できますから、対策しておいて損なしですよ!
下妻一高の対策に効果的な学習のコツ4つ
模試は定期的に受けてモチベーションを保つ
模試は積極的に受けることを強くお勧めします。特に茨統は毎月の様に実施されるため、例えば3カ月ごとなど時間を空けて定期的に受けるようにしましょう。
「模試の結果を見て一喜一憂することに意味はない」とはよく言われますが、喜ぶことも、落ち込むことも気持ちを整理する上で必要なことです。
必要な分だけ感情に浸ったら早く気持ちを入れ替えて見直しを始めることが重要です。
結果が返ってきたら、まずは自分の感情と向き合う時間をしっかりることで早く気持ちを入れ替えることができます。
一喜一憂はどうしても避けられませんからね
基礎力を完璧に仕上げる
基礎力を完璧にすれば偏差値60には到達できます。
夏休み中盤までにはある程度の基礎力は身に着けておきたいですね
下妻一高の偏差値は65(茨統)ですから、まずは教科書レベルの基礎は完璧に身につけなければなりません。
基礎力アップに最も効果的な方法は、学校で使っているワークを何度も解くことが一番の近道です。
基礎を網羅できる上、短期間で終わらせることが出来る点が他の参考書には無いワークの強みなんですよ
基礎力を上げるためのオススメ問題集3選
ワークだけだと分かりづらい場合もありますし、苦手教科だとちょっと変わった問題を出されるだけで途端に対応しにくくなる設問もありますよね。
ワークの他にも有用な参考書はたくさんありますが、特にオススメの参考書を3冊だけご紹介しましょう。

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは基礎がための定番の書のひとつです。
Amazonベストセラーの英語は特に人気が高く、「逆転合格.com」など複数の高校入試情報サイトや塾講師の個人ブログなどで絶賛されています。
中学で習う全ての基礎文法を網羅していて、簡単な練習問題を数多く解くことが出来ます。ワークとは違い、解いたことの無い基礎問を解くことになるので、新鮮な気持ちで学習できます。
収録されている音声を聞きながら音読を繰り返すことで、さらに英語力を伸ばすことができますよ

社会の基礎力アップの定番といえばコレ。実力メキメキ合格ノートの「公民」「歴史」「地理」の3冊です。
徹底して効率の良い勉強法を実践している事で著名な「創賢塾」では全生徒に本書を解かせているそうで、「社会の成績アップにはもはや不可欠」とまで言われています。
基礎力を固める上で必ず覚えなければならない知識を完全に網羅しており、効率よく知識を吸収できる工夫が随所に見られます。
3冊あわせると600ページにも及びます。お風呂やトイレなど少し空いた時間にも読みこむことで着実に知識が増えていきますよ

数学は暗記が少ない教科ですが、解くことに慣れないと偏差値を上げにくい教科なんですよね。
ワークをやれば解き方自体は理解できますが、ちょっと出題の形を変えられると難しくて対応しづらくなるんです。
「落とせない入試問題」は実際に全国の公立高校入試で出題された大問のうち、正答率50%以上の基礎問を集約した参考書です。
ワークの単純な解き方を学ぶための設問とは違い、実戦的な角度から基礎力を問う良問が揃っています。
本書は数学以外の教科でもおすすめですが、様々な角度から問題を解いて慣れることが求められる数学では特におすすめです。
実戦問題に慣れることと、基礎力アップを同時にこなせる良書です
幅広い応用問題に慣れる
始めて応用問題に本格的に取り組む1冊目は「最高水準問題集」がオススメです。
標準から応用まで幅広い難易度をカバーしているため、無理なくステップアップを目指すことができます。

「最高水準問題集」を全教科3周することが理想ですが、まともに取り組めば何カ月もかかります。短時間で効率よく周回するには、苦手教科だけ、苦手単元だけに集中して周回した方が良いです。
応用問題は基礎問題以上に定着に時間がかかりますから、「1周やって終わり」では絶対に身につきません。必ず周回するようにしましょう。
この上のレベルに「特進」や「塾技」などがありますが、応用問題に慣れていない子が無理に手を出すと理解が定着しないのでおすすめできません。
年内までを目標に「最高水準問題集」を終わらせたいですね
過去問で実戦問題に慣れる
12月ごろから入試直前までは過去問を解きまくって、最後まで弱点補強を繰り返しましょう。
茨城県だけでなく他府県の公立高校入試問題も解くことで、幅広い範囲の対策が可能です。
特に英語、理科、国語はどの都道府県でも傾向が似ていますから、対策しない手はありません。
対策には「全国高校入試問題正解」がおすすめです。
黄色い本と緑の本が出ていますが、黄色い方を買いましょう。緑色は私立、国立向けの内容です。



苦手な教科だけ買って、苦手な単元だけに絞って復習すれば1カ月で本番力が身につきます
「全国高校入試問題正解」で苦手単元を重点的に周回できたら、「茨城県立高校入試」の過去問に着手しましょう。
各都道府県には特徴的な傾向があるため、必ず茨城県に特化した過去問に着手しなければなりません。
例えば、茨城県立高校入試では他府県で出題される自由記述問題は出題されない代わりに、高い読解力や理解力を問う特徴的な問題が出題される傾向にあります。

茨城県に特化した過去問は必ず着手しなければなりませんから、今すぐ買ってしまいましょう
下妻一高の偏差値と合格ラインまとめ
下妻一高のレベル、偏差値65になるには高いな基礎力とある程度の応用力が求められます。
ここまでで紹介した問題集を全てやりきることで、間違いなく実力は上がり合格が見えてきます。
弱点の発見と克服をひたすら繰り返すことが合格の秘訣です
下妻一高の進学実績についても次の記事でまとめていますから、合わせてお読みください。