自宅を勉強に集中できる環境に!|成績アップに必須な7点の要素

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こども
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自宅じゃなかなか集中できない。やる気があってもすぐにゲームしたくなるし、すぐに寝ころびたくなる

コビー
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わかるわ~、自分の意思一つじゃなかなか集中力のコントロールは難しいよなぁ。

それに、一度集中力が切れてしまうと再び勉強しようと思っても時間がかかってしまう。

集中力が切れにくい環境、勉強法ってのがあって、出来る限り集中力を長続きさせるのに必須の要素を紹介するで!

こんな人に読んでほしい

  • 家では長時間集中して勉強できない人
  • 自宅で勉強に集中するための改善方法を知りたい人

こんな人が書いています

コビー
コビー

中2まで全く勉強する習慣が無く、成績がオール2だった落ちこぼれ。

しかし中3から勉強に集中して取り組めるようになり、高校の頃は平日でも10時間程度の勉強時間を身に着けることで大学受験をのりこえた経験を持つ。

校内成績順位のトップと最下位の両方を身をもって経験してきたので、勉強できない子が勉強に集中できない理由、勉強できる子が長時間勉強に集中できる理由について熟知している。

さらに学生時代では家庭教師、塾講師など6年間で150名以上の指導経験があるため、勉強できない子にありがちな家庭環境、成績が良い子の家庭環境の特徴についても知見を持つ。

塾の自習室や図書館など自宅外の勉強場所と比較して、自宅は勉強できる時間の制限も無く、外出する必要もありませんので最も利便性が高い場所です。

しかし自宅は日常生活の基盤でもあるため、くつろぐ空間と密接しているので集中力を阻害されやすく、集中力を持続するための工夫が求められます

どのような工夫ができるか、勉強に集中するための要素と、家庭でできる工夫のポイントを紹介しましょう。

自宅で勉強に集中するために注意したい2つの要素

  • 勉強する場所、勉強する時間を意識することで集中力はぐんぐん伸びる。
  • 照明の色や騒音など、勉強する場所に関連する要素以外にも、勉強する時間帯を固定化することで集中力が高まる。

集中力を高める具体的な方法を紹介する前に、勉強に集中するために注意したい要素を2つ紹介します。

集中するための必須要素として、空間的な要素と時間的な要素があります。

集中力を向上するための空間的な要素

環境と集中力には密接な関係があります。

例えば以下のような環境では集中して勉学に励むことはできないことは想像に難くないでしょう。

  • 部屋が暗い
  • 暑すぎる、または寒すぎる
  • 雑音が大きい

気を配りたい具体的な要素として以下が挙げられます。

  • 照明
  • 温度
  • 緊張感の演出
  • 誘惑する物との距離
  • 整理整頓

くつろぐ空間では部屋を薄暗くしていたり、寝具やテレビ、ゲーム機など誘惑する物があるでしょう。

つまりくつろぐ空間と、勉強するための専用の空間を物理的に分けることができれば理想的です。

分けることが難しい場合は、勉強する時間帯とくつろぐ時間帯で空間の環境を変えることも効果的です。私が見た成功例で言えば、リビングの食卓で勉強していて成績が向上できているご家庭がありました。

そのご家庭では以下の点に気を付けていました。

リビングで勉強する際に注意したい点

  • テレビを見る時間帯と勉強する時間帯を分ける
  • 勉強する時間帯と、食事などくつろぐ時間帯で照明を切り替える

この様に勉強する専用の空間を作らなくても、勉強する時間帯で環境を切り替えることで集中力を高めることができますよ。

集中力を向上するための時間的な要素

勉強に集中することと密接に関わるものが、勉強時間の固定化です。

毎日決まった時間に勉強することで、オンとオフを切り替えやすくなるため集中力が日によって乱れにくくなります

おすすめの時間帯は早朝で、これには次のメリットがあります。

早朝に勉強するメリット

  • 交通量が少ないこと、さらに家族がまだ寝ているため騒音が少ない。
  • 習い事や友達からの誘いなど、他の予定とバッティングしない。

このように、誰にも何にも邪魔されない勉強時間を確保し、毎日決まった時間に勉強することで、ペースが乱れにくく高い集中力を持続することができます

では具体的にどのような点に注意して環境を整備すれば良いのでしょうか、具体的に紹介しましょう。

自宅を勉強に集中できる環境にするための必須の要素7点

【光】照明は昼光色がおすすめ

  • 照明の色の効果は絶大。
  • 勉強中は必ず昼光色を使おう。
左がオレンジ系の温かみがある電球色、右がすがすがしく青系の昼光色 (引用:Panasonic)

照明は集中力向上の効果が高いほか、最も容易に整備することができるので真っ先に確認したいポイントです。

一般的にLEDライトは「電球色」「温白色」「昼白色」「昼光色」があり、それぞれ想定している使用環境が異なります。

昼光色は青みがかった色で、脳の覚醒を促します。昼光色の環境下ではメラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンの減少速度が速くなり、眠気が覚めやすく、集中力を高める効果があることが証明されています

学習塾など勉強する空間では基本的に昼光色が使われています。

たかが明かりかと思われるかもしれませんが、意外と効果は絶大です。勉強するとき、ぼくは必ず昼光色を使用していました。他の色も色々試したのですが、昼光色以外では集中できませんでした。

昼光色は集中力を向上させる効果以外にも、文字がシャープに見えるため、読むことにストレスを感じません。逆に電球色などのオレンジ系の色の場合は、昼光色に比べて字がぼやけて見えてしまいます。

勉強するときの照明は、必ず昼光色にしましょう。

注意点として、昼光色は眠気を阻害するため寝る前は暖色系などの色に変えなければなりません。

おすすめは昼光色のデスクランプを用意することです。部屋全体の明かりを交換することは面倒だったり大変な場合もありますが、デスクランプならただ置くだけで効果があります。

部屋全体の照明が暖色系でも、手元が昼光色なら集中力を高めることが出来ます。

【音】集中できるノイズ環境には個人差がある

  • ホワイトノイズは集中力を向上するかもしれないため、試す価値あり。
  • 人の声はNGなので、テレビの音や会話が聞こえない場所で勉強すること。

静かな場所の方が集中できる人と、ある程度のノイズ(雑音)が有った方が集中できる人がいます。

ノイズと言っても集中力の向上にとって良いノイズと悪いノイズがあります。雑音なら何でも良いというわけではありません。

集中力が上がるかもしれないホワイトノイズ

ホワイトノイズとは、人が認識できる音の周波数が満遍なく入った雑音のことを指します。テレビの砂嵐の音です。

小さなホワイトノイズを聞きながら勉強することで、集中力が上がる人がいるという体験談も多く報告されており、ここ10年ほどの間注目を集めています

しかしながらホワイトノイズと集中力の関連性はまだ研究段階で、普遍的な事実として認知されているものではありません。

YouTubeで探すと、ホワイトノイズを数時間にわたって延々と流している動画もありますので、試しに勉強中に流してみてください。

人の声は絶対にNG

人の声が聞こえると、意図的に聞いていなくても勝手に脳が理解しようとしてしまうことが証明されています。

これは無意識下に脳内で処理されるので、意識的にどうにかできるものではありません。

ホワイトノイズとは異なり、人の言葉のノイズはNGだと照明されているので、テレビの音や周囲に話している人が居ない環境で勉強するようにしましょう。

【空調】室内は暑すぎず、寒すぎないこと

  • エアコンの予約機能を活用しよう!

室内は適温に保ちましょう。

特に早朝はエアコンを点けても室温が適温になるまで時間がかかります。

夏場の早朝はまだ昼に比べて涼しいから良いのですが、冬場は温まるまで時間を要します。

ぼくの場合、冬場は「はんてん」と電気ストーブで凌いでいました。

電気ストーブは温まるまでに時間がかからず、点けて数十秒で温まります。指先をストーブに当てて温めてから勉強していたものです。

その他に、エアコンの予約機能を活用するのも効果的です。

勉強を始める一時間以上前にはエアコンを始動させて適温にしておきましょう。

【緊張感】適度な緊張感が集中力を上げる

  • 家族の目がある環境で勉強することで緊張感を保つ。
  • デスクライトだけでなく部屋全体を昼光色にすることは、緊張感を保つために効果的。

緊張感と集中することは密接に関係します。

コロナ渦の初めの頃、テレワークが初めて導入されるようになるとサボリーマンが増えてしまい、対策方法を検討する会社が多かったそうです。

適度な緊張感が必要なことは、子どもも大人も変わりません。

上で紹介した昼光色でも緊張感を感じることができますが、誰かに見られているときに緊張感は高まります。

誰かの目に触れるだけでも緊張感が生まれますので、リビングやダイニングなど家族の目がある場所で勉強することはとても効果的です。

早朝など家族の目が無い場合、部屋全体を昼光色にすることでも緊張感が生まれます

【誘惑】勉強中は誘惑を断ち切る

スマホやゲーム機、ベッドや漫画などが近くにあると気が散ります。勉強中は、誘惑する物との距離をとることが効果的です。

子ども部屋で勉強する場合、ベッドや漫画、ゲーム機なんかもあるでしょう。だけど勉強中は誘惑されてしまい集中力が阻害されてしまうので、誘惑する物を遮断することが求められます。

ぼくが見たことがあるケースを紹介すると、勉強机の周りをパーティションで区切り、勉強する空間と子ども部屋の他の空間を分けていた家庭がありました

この他にも、子ども部屋ではなくリビングを主な勉強場所にすることで、子ども部屋にあるベッドや遊び道具と距離をとっていたご家庭もありました

そのご家庭では、勉強机を子ども部屋ではなくリビングに置いており、子ども部屋にはベッドとゲーム機、テレビしかありませんでした。最近ではこのような家庭が多いようです。

もしリビングに余裕が無い場合は、問題集や教科書を広げられるだけのある程度の広さがある机を食卓以外に置いてもいいかもしれませんね。

この様に、誘惑する物と離れる方法は色々ありますので、ご家庭の環境に合わせて誘惑物との距離の取り方を検討してみてください

【整理整頓】邪魔なものが目に入らず集中力を続かせる

散らかった学習机ではやる気も出ない。 引用:KOKUYO

整理整頓は絶対に怠ってはいけません。

勉強に必要のないものが目に入ると、その物に意識が向けられてしまい集中力が途切れてしまいます

学校で配られたプリントや、ノートや教科書、参考書などはいつも決まった位置に戻すようにしましょう。

もし子どもだけで片付けることが難しい場合は、保護者も手伝いましょう。本来なら自分で全部できるようになることが理想ですが、自分でできないうちは強力を惜しまない姿勢が大切です。

勉強する周辺には極力物を置かないことや、勉強する前に整頓するように心がけましょう。

【時間】勉強時間を固定することで、勉強をルーティーン化する

  • 早朝に勉強を終わらせることが理想
  • 夕方勉強する場合、夕食前に勉強を終わらせること。
  • 夕食後も勉強するのであれば、夕食は軽めに取ること。遅くとも寝る1時間前には勉強を辞めること。

勉強時間を固定することで、日によって集中力が乱れにくくなります。

上で紹介した通り早朝に勉強を済ませてしまうことが理想的ですが、受験期や定期試験前など勉強時間を増強しなければならない時期の場合は学校から帰った後も勉強に充てる必要があります。

夕方から夜にかけてに勉強する場合、以下の点に注意しましょう。

夕方に勉強する時に注意したい点

  • 食後はインスリンの分泌により血糖値が変動しやすいため、集中力が落ちやすい。食後の勉強はなるべく避ける。
  • 寝る前に脳を活性化してしまうと睡眠が阻害されるため、寝る前の勉強は避ける。

もし勉強のコアタイムを夕食後に取っている場合は以下の点に気を付けましょう。

  • 夕食は少なめにゆっくり食べて、血糖値の変動を極力おさえる
  • 遅くとも就寝1時間前までには勉強を終える

つまり、夜の勉強はなるべく夕食前には終わらせること。もし夕食後も勉強するなら夕食は軽めに済ませ、寝る一時間前には勉強を終わらせることが大切です。

まとめ

ここに紹介した7点は、勉強の能率を向上させるための必須事項です。

しかし残念ながら、このすべてが達成できているご家庭は少なく、特に【時間】や【整理整頓】について、不十分なことが多いです。

必ずどこかに改善点があるという目で、今一度環境をご確認ください。

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