こんにちは!コビーです。
よく見る進学実績って、数字ばかり書いているので分かりづらいですよね。
他校と比較するとき、いちいち数字をメモしていませんか?
この記事では、一目で進学実績がわかるように、グラフ化して直感的にわかりやすく紹介します。
今回紹介する土浦第一高校は、茨城県内で最難関クラスの公立進学校で、東大や京大、早慶などの難関大学に、毎年数多く進学しています。
今回は進学実績について、土浦第一高校が公表している2024年を含む過去5年分の資料を参考に、現役生の進学実績を分析しました。
この記事では、現役生の進学先、校内順位と対応する大学レベルの分析結果、そして土浦第一高校の進学実績との比較について紹介します。
志望する高校を選ぶときや、目標とすべき校内順位を確認する際にお役立てください。

こんな人にオススメの記事です!
- 土浦第一高校の進学実績が知りたい方
- 土浦第一高校の校内順位と、合格する大学のレベルが知りたい方
- 土浦第一高校と水戸第一高校の進学実績を比較したい方
それではいきましょう!
土浦第一高校の進学実績
私立への進学割合が国公立を若干上回る

上の図は過去5年分の資料を参考に、国公立、私立、浪人になった現役生の推定値を統計したグラフです。
国公立進学率は40%と、私立進学率の26%を大きく上回っています。
国立の進学数の方が私立を上回る
国公立の進学実績から現役生の進路を推測しています。
近年は定員数減少の影響で新卒生数が変わりつつありますが、以降この記事では、現役生数を240名として考えます。
1学年で240人前後ですから、97人程度が国公立へ現役で進学します。
私立大進学数は平均62名、そして毎年平均79名前後が浪人になります。
国公立医学科に平均7人ほど進学する

毎年7名ほどが現役で国公立の医学部医学科へ進学しています。
詳細な内訳や、私立の医学部医学科への進学実績は公開されていないため、残念ながら紹介できません。
東大・京大には毎年平均14人ほど進学する

上の図は過去5年分の国公立の合格実績をもとに、大学ごとに合格件数の分散を示したグラフです。
合格件数を表していますが、上で紹介している国公立の場合は(茨大以外)受かればほぼ迷わず進学する大学なので、この数が進学実績と考えています。
東大・京大へ、毎年14名ほどが進学する
筑波大の進学実績は27人で、国公立の中で最も多い
旧帝国大学の枠組みの中では東北大が平均16人ほど、次いで東大が11人と多く、やはり茨城に近い大学への進学傾向が強いです。
国公立大学の合格実績の内訳は次のようになっています。

東大・京大が全体数の11%、旧帝大、一工、築横千が合格実績全体の6割を占めています。
土浦第一高校は、難関大への進学意欲がとても高いことが見て取れます。
では私立はどうでしょうか?
早稲田・慶應義塾には毎年平均36件ほど合格実績がある

こちらも5年分の合格実績の分布をグラフ化しました。
早稲田・慶應義塾への合格実績は平均39件
早稲田と慶應義塾では早稲田の方が合格実績が高いですね。
理科大への合格実績は平均52件
上智、理科大、国際基督教(ICU)では理科大の実績が最も多く、毎年平均52件です。
明治大学への合格実績は平均39件。
MARCHの中では明治大学が平均39件と最も多い結果となりました。
次いで法政が人気で、平均実績は28件です。
私立大学の合格実績の内訳を見てみましょう。

合格実績の9%が早稲田・慶應義塾
早慶、上理ICU、MARCHを合わせた合格実績は全体の53%を占めます。

私立大学への進学実績は推定できないので、残念ながら紹介できません。
校内順位と進学先の大学レベル

校内順位と進学先をグラフで示しました。
私立大学が入っていないのは、実際に進学した人数が推定できなかったからです。
私立大学が記載できなかったため、実際よりも少し厳しめの評価になります。
逆に言えば、これから紹介する水準を満たしていれば志望する大学に現役で合格できるでしょう。
学年の上位2%が国公立の医学部医学科へ進学する
土浦第一高校では医学科への進学に力を入れています。
現役生240名のうち2%にあたる5人程度が国公立の医学部医学科に現役で合格します。
校内順位が5位以内:医学部医学科に現役合格できるレベル
国公立の医科に現役合格するなら校内順位5位以内を目指しましょう。
もう少し低い校内順位でも、私立の医科に進学することもできそうです。
学年の5%が東大・京大へ、11%が旧帝・一工に進学する
5%にあたる12人前後は東大や京大に現役で合格しています。
もっと成績が良い人が医学部医学科に進学すると考えた場合、東大・京大に現役合格するには校内順位が20位以内は欲しいところです。
校内順位が20位以内:東大・京大に現役で合格できるレベル
東大・京大レベルの大学を目指すなら20位以内を目指しましょう。
旧帝国大学や一工は難度がワンランク下がります。
学年全体の11%にあたる26人前後が進学しますから、校内順位は50位程度でしょうか。
校内順位が50位以内:旧帝・一工に現役で合格できるレベル
50位以内であれば、早稲田や慶応義塾にも現役合格できる順位です。
筑波、横国、千葉は難度がさらにワンランク下がります。
学年全体の13%にあたる31人前後が進学しますから、校内順位は80位程度でしょう。
校内順位が80位以内:筑横千に現役で合格できるレベル
80位以内であれば、上智や理科大、国際基督教にも現役で合格できるレベルです。
土浦一高と水戸一高の比較
土浦第一高校と水戸第一高校は優劣が付けられないほど、双方とも県内で名高い進学校です。
高校によって生徒数が異なりますから、同等に評価するために生徒数100人あたりの実績に換算して比較しました。
各年度の新卒生数は、各高校が公表している資料(学校経営計画表)に基づいています。
国公立の医学部医学科への進学実績は水戸一高が僅かに多い

過去5年分の実績を生徒数100人当たりの数値に換算したグラフです。
僅差ですが、直近5年の進学実績では土浦第一高校よりも水戸第一高校の方が、国公立の医学部医学科への進学実績が多いです。
東大・京大進学実績は土浦一高が僅かに多い

東大・京大、筑横千への進学実績は土浦一高の方が僅かに高い傾向です。
土浦一高はもともと東北地方で東大進学実績が最も多い高校でしたから、昔から東大進学に強いことで知られています。
一方で旧帝国大学や一工への進学実績は、水戸第一高校が僅差で上回る結果となりました。
早稲田・慶應義塾への合格実績は、土浦一高の方が僅かに高い

私立の合格実績も比較しました。
早慶の合格実績も土浦一高が若干リードしていますが、両校とも互角です。
上理ICUへの合格実績は土浦一高が平均して6件ほどリードしています。
MARCHについては水戸一高は安定した合格実績がある一方で、土浦一高では幅がある結果になりました。
土浦第一高校の進学実績まとめ
今回は土浦第一高校の現役生のみの進学実績についてまとめました。
土浦第一高校は県内最難関高校の一つで、毎年多くの現役生が難関大に進学しています。
入学するためには高いレベルの学力が求められます。
合格点については以下の記事でまとめていますので、是非ご参考ください!